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【過去の記憶】イギリスに2ヶ月住む①

2011年の秋、私は2ヶ月だけイギリスに住んだことがある。

たった、2ヶ月を「住む」と表現するか「滞在」と表現するかは微妙なラインだけれども、「旅行」とは違って「住む」場合には生活をしなければならない。
その点で言えば、たった2ヶ月ではあるが間違いなく「住んで」いた。

2011年よりも前に1度イギリスには訪れたことがあった。
その時は、1週間ほどの滞在だったので、間違いなく「旅行」だった。
初めてのイギリスには、一人で行った。
2ヶ月の滞在の前に、この話をしておかなければ私のイギリス愛は語りようがない。序章が長いな!と思われるかもしれないけれど、ちょっとお付き合い願いたい。

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私の父はイギリスが大好きで、自分自身も20代の頃3ヶ月ほど住んでいたそうだ。
そんな大好きなイギリス、自分の子供にも行ってもらいたい、そして好きになってもらいたいという気持ちがあったらしく、唐突に「1週間くらい遊びに行きなよ、マイル溜まってるから交通費はタダだよ」といって、英語もろくに喋れない私が1週間イギリスに送られることとなった。
ただし、幸いだったのは現地に家族くるみで仲の良い日本人の知り合いがいるということ、そしてその方の家に滞在できるということ。
初めての一人イギリスだったけれど、ヒースロー空港までは迎えに来てくれたし、何も不安なことはなかった。
というか、私はもともと一人が大好きな人間なので、それが海外だろうと何だろうと、あまり気にならない。(ちなみに、初めて一人で海外行きの飛行機に乗ったのは高校2年の頃。友人がシンガポールに住んでいたので、冬休みを使って遊びに行ったのだ)
だから、2009年の初めてのイギリスも、一人でロンドン市内を巡り、バスツアーなどでストーンヘンジやウィンザー城に行き、大いに満喫した。
英語力は、高卒レベル以下。(中高時代に勉強してこなかったことが非常に悔やまれる)
しかし、聞き取れない英語もあまり気にならなかった。
買い物するだけならば、だいたいのことは指差ししながら「This One」で通じる。(それはすでに過去に家族で訪れたハワイでも同じだった。英語圏であれば、だいたいはこの手法で乗り切れる)
初めてのイギリスでは、迷うことなく有名な紅茶屋フォートナム&メイソンの紅茶をお土産に買って帰った。
今考えれば、なんでそんな定番中の定番買って帰ったんかな?とも思うけれど、多分当時はそれが一番魅力的だったんだろう。
まぁ、本当にイギリスについて、何も知らなかったというのもある。

さて、2009年はたった1週間の滞在だったわけだが、それでもイギリスという街には魅力がたくさんあって、その1回だけで私はとてもとてもこの国に興味が湧いてしまった。そして、とても好きになってしまった。
いつかまた、今度は自分でお金でも貯めてイギリスに行こう、そう思っていたところ、2年後にチャンスはやってきたのだ。(当時の私はバリバリのジャニヲタだったので、コンサートがあれば遠征、舞台があれば複数公演入る!みたいな感じでとにかくお金がなかった。だから、お金が貯まる要素がゼロだったのだ)

2009年の話の段階で長くなってしまったので、2年後の話はまた次回に。

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