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珈琲屋が作ったアウトドアコーヒーセット

※2024.05.25推敲しました。

アウトドアでハイクオリティなコーヒータイムを楽しむために(ある程度見栄えも重視した)セットを作りました。あとは珈琲豆と美味しい水があればOKです。ひとまとめにしておけば、忘れ物をしなくて済みます。

バッグの中身を紹介します。アウトドア遊びがお好きな皆様の参考になれば幸いです。

アウトドアコーヒーセット
アウトドアコーヒーセット展開


なお、このセットを作るために買い足したものはメッシュのバッグだけ。中身は手持ちのものから選抜したものです。要は「あり合わせの寄せ集め」。

なので「これが最良」と言うものばかりではありませんのであしからず。

●ドリップポット

※写真はカリタ ステンレス1,000ml

コーヒー道具の中でドリップポットが最もかさばるアイテムです。できるだけ底面積が小さく、ノズルとハンドルが飛び出し過ぎていないものが良いと思います。写真のカリタステンレスドリップポットは、手持ちのドリップポットの中で上から見たときの投影面積が最も小さいので今回選びました。

追記:容量300ccくらいで極細のノズルがついたドリップポットも販売されていますが、良い点はコンパクトなことくらいです。容量は全く不足しているし、注湯スピードも遅すぎ。正直使い物になりません。全力で却下です。

●ドリッパー&サーバー

※写真はユニフレーム製コーヒーバネットとステンレスサーバー

ドリッパーは室内では陶器、磁器製のものが一般的ですが、やはり「ワレモノ」です。アウトドアユースでは金属製、または樹脂製が安心です。
そんな中、コーヒーバネットはシンプルでコンパクト。1992年デビューし、30年以上の歴史がある優秀なドリッパーです。いくつかの難点はありますがおすすめです。
サーバーも室内ではガラス製が一般的ですが、アウトドアの環境下では弱過ぎ。そこはやはり金属製が安心です。ただし金属製サーバーは、目盛りがついていても途中湯気で見えなくなってしまい、抽出量がわかりにくいのが難点です。

●ミル ※写真はポーレックスミル

ミルとカッティングボードなど

ミルもコンパクトなものがお勧めですが、それでも最低3杯分くらい挽ける大きさのものが良いと思います。加えて粒度が良く揃うものならなお良しです。

●バーナー(ストーブ、コンロ)

イワタニプリムス2243バーナー(1985年発売→現行の超ロングセラーモデル)

登山用のものは大変コンパクトなものが多く、その点は良いのですがバーナーヘッドが小さすぎて火力が集中し過ぎるきらいがあります。

バーナーヘッドが大きめのものの方が、様々な使い方に対応できて便利です。
また燃料はガスが最も安全かつ扱いが簡単だと思います。
一方、ガソリンやケロシンは燃料漏れなどのリスクがあり、また点火にひと手間掛かります。アルコールや固形燃料はお湯を沸かすのには火力不足です。「そこがまたいい」という方以外にはお勧めできません。

●マグカップ

※写真はスノーピークのチタンマグ(ダブルウォール)

ステンレス製かチタン製が良いと思います。樹脂製も軽く丈夫でお勧めです。一方アルミ製は熱伝導率の関係で縁が熱くなり過ぎて、飲むときにくちびるが焼けます。

追記:金属製マグカップにはダブルウォールとシングルウォールがあります。
ダブルウォール:保温性は良いが直接火に掛けることができない。
シングルウォール:直接火に掛けることができ、温め直すことができます。

●温度計

:※写真はドリテック社製料理用温度計

温度計はなくても良いですが、あればなお良いアイテムです。デジタル温度計かバイメタル式温度計が良いと思います。

●ドリッパースタンド

※写真のドリッパースタンドはキャプテンスタッグ製

あってもなくても良いアイテムですが、テーブルとしても使えるほか、調理全般に使えるので持っていて損はないアイテムです。高さが調整できるものがお勧めです。

●ナイフ、カッティングボード

※写真はオピネル、ノマドクッキングセット

ナイフやカッティングボードはコーヒーのお供にパウンドケーキ類やバゲットなどを頂くときに便利。ソーサー代わりにもなります。


自らの思いを込めてコンポーネントしたアイテムは、アウトドアライフを楽しく豊かにしてくれます。

皆様もぜひ自分だけのセットを作って良いアウトドアコーヒータイムを楽しんで下さい。

追記:大半の公園は「火気使用禁止」です。ご注意下さい。

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