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受けるべき仕事、断るべき仕事とは?

イラストレーター&ライターの陽菜ひなひよ子です。

駆け出しのライターやイラストレーターにとっては、まず「依頼をいただけるだけでもうれしい!」と思いますが、ある程度仕事をするようになると、「あるある」な悩みにぶち当たります。

仕事は「忙しいときに重なるもの」なんです!仕事が重なったときや少しゆとりをもって仕事をしたいときに「どの仕事を選ぶか」は、結構切実ではないでしょうか。


仕事が重なったときはどう対処する?


持論ですが、基本的には仕事は「断らないほうがいい」と考えています。もし単純にスケジュール的に厳しいのであれば、仕事を断るより、やれそうな友人知人に仕事を回したほうがよいです。

「ええっ!ライバルに仕事を譲るなんて!」と思うかもしれませんが、自分が断ればその仕事は結局誰かが受けるんです。断ってしまえば、自分の知らない人が仕事を受けるだけのこと。しかも自分とその依頼主との関係は切れてしまいます。

でも誰かを紹介すれば、その人に感謝されるし、依頼主からも「自分がダメでも、よい知り合いを紹介してくれる人」と認識されて、今後も声がかかる可能性が高いです。

ここで注意点が一つ。人に紹介するのは、時間に余裕があれば自分でやりたいような「条件のいい仕事」だけにしましょう。自分では絶対に受けないような悪条件の仕事を人に紹介しても、喜ばれるどころか恨まれてしまうかもしれません。


優先して受けるべき仕事とは?


では、何を基準に受ける仕事を選ぶべきでしょうか。実はこれ、人によって幅があります。「今の自分」が「何を目標にしているか」によって、違うのです。以下、5つのケースについて考えてみます。

①とにかくお金が欲しい

金額が高いものや時間のわりにコスパが良い仕事など、報酬面で選ぶのは言うまでもありません。次に優先すべきは、そんなに金額はよくなくても露出が大きいものを選ぶと、営業しなくても次の仕事につながりやすいでしょう。

②経験値を高めたい

とんでもない悪条件(イラストなら一枚数百円、文章なら1文字1円以下)でない限り、いろんな仕事を受けてみるとよいでしょう。可能であれば最初は個人からではなく、マスメディア(できれば出版社や新聞社、代理店など)から仕事を受けたほうが、「仕事のやり方」を学べます。

③とにかく名前を売りたい

金額・内容を問わず、必ず「記名」される仕事を選びましょう。できれば「大きな媒体」「有名媒体」で。どんなに大きな媒体でも名前が出なければ意味がありません。

④自分のブランディングを優先させたい

まずは自分の中にこれという軸を持つこと。たとえば、自分は「食のスペシャリストになる」と決めたら、どんなに条件が良くても、食以外の仕事は受けない。SNSなどでも食以外の発言はなるべくしないなと、徹底するとよいでしょう。

⑤ストレスなく仕事がしたい

たぶんこれが「受ける仕事」に一番迷うパターンでしょう。長く仕事をしてきて感じるのは、「大変」「キツイ」仕事よりも「むなしい」仕事のほうが心が疲弊するということ。

ほとんどの場合、報酬さえよければ大抵のことは我慢できます。でも、依頼が来てうれしいのは、金額よりなにより「あなただから書いてほしい」と言われること、ではないでしょうか?(いや、お金がいいと確かにうれしいけど!(笑))

ライターやイラストレーターも人間、ライターという「符号」ではなく「個の自分」を認められたいものです。「書けるなら誰でもいい」という仕事が続くと、むなしくなります。

金額はそこそこ良いけど「わたしじゃなくてよくね?」という仕事は悩みどころですよね。忙しくなければもちろん受けますけど(笑)

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わたしは⑤ストレスない仕事と④ブランディングを中心に考えて仕事を受けています。ただ④は結構ゆるく「自分が楽しめる仕事」を優先します。自分の興味あることを続けていけば、おのずとブランディングになるという考え方です。

※わたしの場合、「人」「サステナブル」への興味が強いみたいで、そこから派生して「インタビュー」「地域」「キャリア」「歴史」などを書いています。

金額は受けるべき最低限は決めていますが、媒体や仕事によってバラバラです。自分が納得できればいいので。

なのでそんなに高収入ではありませんが、結構しあわせです。


最後に、断るべき仕事とは?


①~⑤のどれにも当てはまらない仕事は、断ってよいと思います。

・報酬・納期などの条件が悪い
・名前が出ない
・誰にでもできる仕事
・自分のやりたい仕事ではない
・ストレスがたまる

こんな感じでしょうか?せっかく好きな仕事をしているんだから、ストレスためずに楽しく行きましょう♪


12/11(月)この記事が先週、#ライターの仕事 タグでスキを集めたそうです!ありがとうございます!

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