「海外大学」という選択肢が、空から急に目の前に降ってきた話。
簡単な私のバックグラウンド
自己紹介でも書いているのですが、私の簡単なバックグランドはこんな感じです。
●日本で生まれて、日本で育つ
➞中学受験をして中高一貫女子校に入る
➞同級生はほぼみんな国内大学を目指している中、海外大学と国内大学を併願受験して、トロント大学に決める
➞2023年現在トロント大学で社会学と国際関係学をダブルメージャー
「ひなもハワイ大学、行ってみたら!?」
日本で生まれて、普通に日本で育ち、留学は交換留学で1年行けたらいいなぁと思っていた程度だった、純ジャパの私の目の前に、急に「海外大学」という選択肢が現れたのは、高校1年生の夏に家族で行った、ハワイ旅行の時でした。
当時、私の父の勤めている会社の取引先のハワイ人の方で、家族ぐるみで仲良くさせてもらっていました。ハワイ旅行に行った時も、その方の家族を訪ねて、一緒に食事をしました。
ハワイ出身の方なので、英語で話さねばならず、私はその当時、英語を話す機会もなく、慣れていなかったので、単語とジェスチャーで、緊張しながらもなんとかコミュニケーションをとっていました。
会話が進んでいく中で、私の話に。
ハワイ人の方が急に、「ひなもハワイ大学来たら? 娘もハワイ大学行ってるから、同じ大学いけたらめっちゃいいじゃん!」と言いました。
冗談交じりのトーンだったので、みんなが軽く笑いました。そこでなぜか「いいじゃん、いいじゃん!」とお父さんも食いつき、みんなで「私がハワイ大学に行ったら」という想定トークが始まりました。
「ハンバーガーばっか食べなくちゃいけないから大きくなっちゃうね」とかハワイネタが尽きず、聞いているだけでわくわくして楽しかったのを覚えています。
目の前にふと現れた選択肢。
そこにいた、みんなにとっては、なんでもない他愛のない会話の一部。
でも今思い返すと、その時が、私の人生の中での、分岐点だった気がします。その時、「海外大学」という選択肢が、空から急に目の前に降ってきたように感じました。
その日から、急に「海外大学」という漠然とした何となく楽しそうなものが私の頭の片隅に住み始めました。これまで、当たり前のように、国内大学に行く未来を想像していて、私立か国立どっちにしようかなという悩みだったものが、急にカメラのレンズを引いたように、「国内」と「海外」という俯瞰した選択肢ができました。
日本に帰ってきて、数日後に母と行ったくら寿司。混んでいて順番を待っている時に、母に「海外大学」の話題を切り出したのを今でも覚えています。
「なんかさー、海外大学って今まで全く考えたことなかったけど、なんか楽しそうだなって思ったー。」
「いいじゃん!ハワイ大学行きなよ!(笑)ひながハワイ大学に行ったら、お母さんたち、毎年ひなを理由にハワイ旅行いけるじゃん!(笑)」
母が意外にも肯定的な様子に驚いて、海外大学に興味をもっていいんだとこの時、内心ほっとしていました。
今思うと、私は飽き性なので、私の海外大学への興味は一時的で本気だとは思っていなかったゆえに、軽くあんなにあっさりと肯定してくれたんだと思います。
でも、その肯定が、国内で大学受験をして、良い大学に行くという、世の中でいう「正解」とされている道から外れて、「海外大学」という未知のものに、足を突っ込もうとしている自分の不安を消して、海外大学を純粋にもっと知りたいという好奇心を後押ししてくれました。
ここから、私の海外大学を目指すJourneyが始まっていきます。
その後の、海外大学を本気で目指すようになっていった続きは、また別の記事で紹介したいと思います。
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