中学時代のお話

こんばんは

紐のくつです

今日は中学時代のお話です

ちょっと暗いお話かな

それではどうぞ




中学生の時いじめにあっていた

休み時間になるとあいつらは3人揃ってやって来た

そして僕に暴力を振るってきた

平手打ちやボディブロー

アザにならないように

証拠がのこらないように

いつも卑怯な手を使う

休み時間にだけやるのも先生にバレないためだ

もちろんクラスメートはそれを見ていた

たまにやめなよと言う人もいた

でも奴らは薄ら笑いを浮かべながら聞き流していた

気持ち悪い

ある日塾の休み時間

先生が言った

「なあお前、いじめられてるんだって?
やり返せよ」

僕は何て答えたか覚えていない

でもやり返さなかった
やり返せなかったのかもしれないけど

あの気持ち悪い奴らが使う暴力を使いたくなかった

いじめは1年半続いた

ある日校長先生の耳にいじめの事実が届いた

それから保護者に連絡が行き

奴らは家の玄関に謝りに来た

保護者はお子さんに謝りたいと言ったが僕は顔も見たくないと言って帰らせた

それから中学を卒業して高校に進んだ

奴らがいない所だ

僕はもういじめられるのは懲り懲りだったので

出来るだけ目立たないように過ごした

友達も作らなかった

部活にも行かなかった

それから大学に進んだ

小学生の頃の夢は学校の先生だった

だけどもう夢を叶えるつもりはなくなっていた

どこの学校に行ってもいじめは存在する

先生はすべての生徒を平等に扱わないといけない

たとえそれがいじめっこであっても

それが自分に出来るだろうか?

自問自答して出した答えは

ノーだった

あの時塾の先生の言葉に従ってやり返していたら

いじめを早く終わらせていたら
こんなに苦しまなくて済んだのかな?

いじめに対して暴力でやり返さない
自分の中の正義に従った結果がこの未来なら
あんまりだと思う

いじめられた僕は20年経ってもつらいのに

いじめた奴らは罪の意識も持たずにのうのうと暮らしてる

あんまりだよ

神様っているの?

そんなこと思っちゃう

誰かが言っていた

不幸について考える人は暇なんだと

すみませんね

これでも働いて帰ってきた後ですよ

こうなったら悩む暇も無いくらい予定詰め込んでやります

最後まで読んでくれてありがとう

今度は明るい文章を書けたらいいな

おしまい




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