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経験が糧となる

12/20(日)に区が主催する学校区別の子ども駅伝大会がありました。中学校区がひとつの単位となり、小中学生合同のチームが編成されます。

「5、6年生で希望者は是非、参加してみてください。毎年、とても熱心に練習をして、上位に入賞もしているので、大変盛り上がりますよ」等と、担任の先生からアナウンスがありました。

「やってみる?母さんは是非、どうかなと思ってる。」と長男に一番はじめに聞いた時は、「んーーー考えとく」とあまり関心がないような返事だったと記憶しています。そして、同日、たまたま、別件で私との議論が白熱したことから、「もう!駅伝、出ないからね!お母ちゃんが出て欲しいと言うんだったら絶対出ないから!」みたいな反抗がありました。その時は、「分かったよ、自分で決めたらいいよ。」とだけ伝えました。

ふむふむ、長男の態度のパターンの想定内です・・・ぐるぐる脳内戦略会議。さあ、私、次に、どう声かけするか。この声かけ次第で、子どもの持つ可能性や能力の出力に差が出ます。チャンスを糧に、経験を糧にして欲しいと願うからいっそう、慎重に。

【子どもが自分の持てる力を、あるいは、内に眠る力を、自分で見つけ発揮し、自信につなげていく。】それは一つひとつの経験を通して獲得していくもの。結果ばかりでなく、そのプロセスを見る。・・・親としては、知恵と工夫が必要です。親は、あくまでも黒衣、あくまでもサポーター、主役は子どもです。子どもを信じることも大事です。

父さんも出番です。①希望者のみ出場という特別なイベントで、しかも、②学校混合なので社交的な●●(息子)にはにチーム経験としてよく、③朝練を通して普段の陸上のライバルたちに差をつけることができ(負けず嫌いな気持ちは大事!)、④3学期にある学校の持久走大会の自信につながり、⑤何より頑張る姿っていいよね!、、、等。【駅伝大会を経験することで何が得られるか】ということを、食卓を囲んだ時に家族の中で話題にしていきました。

「俺、やっぱ、出る!」とある朝、言い出しました。1ヶ月、週3回、朝7時に家を出て朝練。相当な走り込みが続きました。私が一度だけ朝寝坊をしてしまい、「今日は遅刻参加でもいい?それとも休む?」とささやきましたが(笑)、朝ご飯抜きで猛ダッシュで朝練に参加しました。

結果は、チームも上位入賞し、自分自身は区間最高記録を更新しました。

「来年も絶対、出たい!」と力強く言い放つ彼は一回り成長していました。自分が決めて、自分なりに頑張って、成果を出した、という確かな事実が、彼の中にひとつ蓄積されました。

そう、もちろん、思うように練習ができなかったり、描いた走りができなかったり、成果に繋がらなかったら?・・・そんなことだってアルアルです。むしろ、それこそ宝。その時もまた、その感情を十分に聞いて、親子で、家族で共有します。子育ては、その繰り返しですね。経験こそ糧。いろいろあるから楽しい。山あり谷ありだからいいのです。

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