”コミュ障”よ、テッパンとテクニックで会話を乗り越えよう
「自分、コミュ障なんで……」
めっちゃわかる。人と話す時(特に初めまして)は相手が不快にならないか、ちゃんとした受け答えができているか不安になりますよね。そしてついつい遠慮してしまい自分の意見が言えず、話そうとしても頭が真っ白になってしまう……。
コミュ障がコミュニケーションを円滑に取るには、テクニックが必要です。逆に言えば、テクニックを知って練習すれば普通と言われるくらいにはコミュニケーションが取れるようになるんですよ、本当に。
医学的な「コミュニケーション障害」との違い
日常生活に大きな支障をきたすほどコミュニケーションが苦手な方は、医学的なコミュニケーション障害の可能性があります。言語症や吃音などがこれに当てはまるようです。
以下は「コミュニケーション障害」と検索して一番上に出てくるサイトです。もし当てはまった場合は、医療機関に行くのが良いと思います。詳しくは調べてね!
この記事でのコミュ障は、上記のようなコミュニケーション障害ではなく、病的ではないけれどコミュニケーションめっちゃ苦手!という方に向けての記事です。
意見しようとすると緊張する
人見知りが激しい
人前に立つと頭が真っ白になる
会話や質問をされた時、うまく受け答えができない
積極的にコミュニケーションをするのが苦手
上記の特徴に困っている方は、この記事に悩みの突破口があるかもしれません。
コミュ障は知識と練習である程度は克服できる
「自分はコミュ障である」と思う理由を分析すると
会話の受け答えが苦手
相手の反応を読み取るのが苦手
話題を探すのが苦手
人前で話すと緊張してしまう
というのが主な要因だと思います。他にも細かい要素はあるかと思うのですが、大きく括った場合、上記にまとまっていくのではないでしょうか。
これらは、知識と練習で克服することである程度克服できます。完全に克服となるとすごく難しいのですが、人並みにテンポよく会話できる程度ならば可能だと思っています。
大切なのは、「テッパン手法を覚えること」「相手をきちんと観察すること」「相手を否定しないこと」「自分の引き出しを作ること」です。
会話の受け答えが苦手な人は、相手を意識しすぎているor全く見れていない
会話の受け答えが苦手だと思う方は、「今日は天気が良いですね」と言われた時に「そうですね」と答えて会話が止まってしまう……という経験があるのではないでしょうか。
天気が良いですねと言われた時に続く言葉が見当たらない。
ここで考え方が大きく2つに分かれます。
1つは「何か続けなきゃ……でもこれを言ったら変に思われる?」
もう1つは「天気がいいってなんだよ見りゃわかるじゃん」
雑談の切り出しの代表格と言われる天気の話。
これは、天気の話をしたいのではなくあなたとコミュニケーションがしたくてテッパン話題を振っているだけです。重要なのは相手と会話のラリーを続けることで、極論晴れてようが雨だろうが槍が降っていようが関係ないのです。
ここで役に立つのが「肯定+質問」
「そうですね、今日はどこか行かれたんですか?」
「本当ですね、暑い日は炭酸飲料が飲みたくなりませんか?」
「天気が良いとお散歩に行きたくなりますね。最近どこかお出かけした場所はありますか?」
こんな感じで、「天気が良いと言えば、何かできることがある?」という形で質問で返すと最初のラリーが続きます。
質問をすることで、相手はそれに関連した話をしてくれたり、「最近ないんですよー」と返されても「そうなんですね、自分は最近は〜」などど会話をつなげることができます。
いわゆる雑談の場面での会話は、「会話をする」「相手を知る」ことが目的であって、よっぽどマナーに反することを言わなければ目標は達成できます。
困ったら「肯定+質問」で乗り切りましょう。
相手の反応を読み取るのが苦手な人は、自分から反応してみよう
相手の反応を読み取ることが苦手な方は、「この話、面白くないかな」「つまらなかったり不快な思いをしている?」と、相手の反応を読み取ろうとしても難しいと感じているのではないでしょうか。
会話や人前で話す時、一番不安になることはなんでしょうか?そう、反応がないことです!
そして反応があると、自分の反応も大きくなっていきます。コンサートの合いの手のような雰囲気で、相乗効果で表情も体の動きも大きくなっていきます。
相手の反応が読み取れないと思った時は、自分の反応を大きくしてみましょう。
言葉で「そうなんですか、それは良かったですね」というより、驚きながら喜ぶ顔をして手を胸の前でパチンと叩きながら「そうなんですか!それはとっても良かったですね!!」と言った方が相手にとっても反応がわかりやすいですし、相乗効果で自分も相手の反応がわかりやすくなります。
相手をびっくりさせない塩梅で、というのが少し難しいところですが、トライアンドエラーを繰り返すことで上達していくと思います。
話題を探すのが苦手な人は、テッパンと「〜といえば」を駆使しよう
先ほどの天気の話題のように、会話のきっかけにはテッパンが存在します。
ご近所さんならば天気の話、気温の話、地域での出来事。
初めましてなら仕事、趣味、最近興味があること。
お久しぶりなら近況、大きなライフイベント(共通の知り合いのものも含む)、最近のニュース。
上記の内容は、会話の切り出しとしてはテッパンです。
とりあえず上記の最新内容を頭に入れておけば、3分くらいは会話が続くと思います。
問題はこの先です。どうしても途切れます。
そんな時は、直前の話題の中のトピックを1つ取り上げて「〇〇といえば、〜」という、話題を切り替えるテクニックを使いましょう。
「最近雨が続いていますね」
「そうですね、お洗濯とか大変じゃないですか?」
「そうなんですよ、うちの猫が洗濯物に飛びついて毛だらけです」
「猫といえば、隣町に保護猫カフェがオープンしたのご存知ですか?」
のような形です。
相手から話しかけられるor自分から上記の内容を切り出す
↓
「肯定+質問」で会話のラリーを続ける
↓
「〇〇といえば、〜」と、話題を切り替える
この繰り返しで、日常会話は成り立ちます。仕事などのかしこまった場所ではない限り、人並みにある程度乗り切ることが可能です。
どのテクニックも使いすぎは要注意ですが、一番困ってしまう「会話が続かない」を回避することができるので、会話が苦手な方は是非使ってみてくださいね!
阿川さんが執筆された「聞く力」と、阿川さんと斉藤さんの対談形式で書かれている「対話力」はとても参考になります。対話と書かれていますが、会話にも必要な考え方やお二人がどう練習して乗り越えてきたのか書かれているので、興味がある方は是非読んでみてくださいね。
人前で話す時に緊張してしまう人は、台本を書いてみよう
人前で話すときに緊張してしまう方は、注目されている感じや、ちゃんと成功できるだろうかという不安感が苦手なのではないでしょうか。
人前で話すには、何よりも場数を重ねることが大切です。
伝え方や聞き手への見せ方など、会話よりも高度な技術が求められます。
ただ、場数を重ねようにも毎回頭が真っ白になってしまったら何もできませんよね。
そんな方は、とりあえず話す内容を言葉に書き起こしましょう。そこから、どうしても言わなければいけないところ、いうべきところ、最悪省いても良いところに分けます。
本当に苦手な方は、どうしても言わなければいけないところを言えたらOK、そこから徐々に伝えることを増やしていきましょう。
言葉に書き起こした内容を、一語一句その通りに言わなければいけないわけではありません。極論、伝わればなんでもいいです。その書き起こしは、話す際にお守りとしてそばに置いておいてくださいね。
説明をするときに必要なことは、「説明力」がまとまっていて読みやすいかと思います。つかみ、アイスブレイク、意識するべき10のことなど、説明をするのに必要なことを網羅しているので、興味のある方は是非読んでみてくださいね!
会話・人前で話す練習をする場所がない方へ
上記に書かれていた会話のテクニックや、人前で話す練習(プレゼン)は、日常の中で練習するにはとても大変だし、かと言って練習する場所もない。
実は練習する場所があるんですよ!!!私が開催しているんですけどね!!
相手との会話や人前で発表する練習をする場所を定期的に開催しています。
ここは失敗して良い場所で、絶対に否定されません。一緒に受けている方々も、「もっと話せるようになりたい」と集まってきています。
きつい発声練習などはせずに、体をほぐして、楽しいながらもテクニックを身につけるワークを行なっています。
オンライン講座はzoomで開催しています。顔出し必須なので恥ずかしくて無理!という方向けにオンデマンド講座もあります。
細かいことはこちらのページに書いています!
やってみたい!というかたは、Webサイト内のメアドか私のTwitterのDMまで!
いただいたお金は!!!全て舞台裏のためのお金にします!!!!殺人鬼もびっくり☆真っ赤っかな帳簿からの脱却を目指して……!!!