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「最低賃金すらもらえない役者たち」追記

この記事についての追記です。

先日、この記事をリツイートしていただいて様々な方から反応をいただきました。
私は最近、「どうして人間は働くのだろう」という疑問を抱えています。

就活を控えた大学三年生が現実逃避に使いそうな言葉ですね……笑

実際私も現実逃避組の一人なのですが
でも、「働くこと」とはどういうことなのか考えたのです。

多くの人は、「お金を得る手段」なのだと思います。
お金を得るために、時間をかけて働いて、得たお金で生活したり好きなことをする。
と、なると
仕事=お金のため
なのだと思うのです。

もちろんそうではない方もいらっしゃると思うのですが、
生活するためにはお金が必要だし、そのお金を得るには働かなきゃだよねってことです。

そんな時、朝から晩まで稽古をして、打ち上げ代で消えていくお金しかもらえない役者たちは
何を対価にして演劇をやっているのでしょう。

仕事の対価はお金で支払われます。
もらえるお金が少なくても、やりがいとかがあれば納得できますよね。

舞台を作るということを仕事と捉えると
その対価はなんなのでしょう。

「対価なんて求めていない」という声も聞こえてきそうですが
でも満足感とか、達成感とか、そういうのが対価になっているんじゃないかな、と。

かなりの時間をかけて作っているものの対価が、とても気になるのです。

やりがい搾取、という言葉が逃げ恥で出てきたように
やりがいが対価がない状態で搾取されたらたまったものじゃありません。
やりがいも必要だけど、やりがいだけを搾取するのはよくない。
バランスが難しい。。。

当然、仕事には対価がつきものだし、それはお金であることが多いです。
けれど、劇団側が行なっている「極力のお返し」は、お金ではないんだと思います。

時間の効率化、運営の見直しなど、改善できる点はたくさんあると思います。
けれど、そんな目先のお金じゃなくて、役者は何を求めて演劇を行なっているのか。

「演劇の価値」というのはなんなんだろう。

役者がまだ言葉にできていない、お金で買えない価値が
演劇の本当の魅力なのかもしれない。

これを読んでいる演劇関係者の方、
演劇の魅力ってなんだと思いますか?

全員違うと思うのですが、
多くの時間をかけてお金にならなくても
それでも続けたいと思う理由はなんですか?

ぜひ、ツイートでもDMでもコメントでも良いので教えてください。

いただいたお金は!!!全て舞台裏のためのお金にします!!!!殺人鬼もびっくり☆真っ赤っかな帳簿からの脱却を目指して……!!!