下の子への攻撃をとめるための、「成長してるね」作戦

わが家には、３歳の娘、０歳の息子、
そして、１０か月間の育休取得中の夫がいます。

最近の悩み

最近は、３歳の娘が７か月の息子に対し、
たたいたり、突き飛ばしたりと攻撃することに、
夫と頭を抱えています。

５か月で、
はいはいとつかまり立ちをマスターした弟。

娘は、息子が生まれてすぐの、
まだ動かないころは、
とても可愛がっていたのですが、

息子が動き始め、
自分のおもちゃをなめられたりする
経験を重ねるうちに、
弟に怒ったり、たたいたりするように
なりました。

こちらが落ち着いて、説得しても、
聞いていないふりをしたり、
話をそらして逃げてしまうし、
大きな声を出して注意しても、
娘も泣き叫んでお互いに疲弊してしまうし、

どうしたものかなぁ、と悩んでいました。

てぃ先生のYouTube

藁にもすがる思いで、
「上の子　下の子への攻撃  とめる」
などと調べていたところ、
保育士のてぃ先生のYouTubeで
とても参考になり救われる放送を見つけました。

・上の子は両親が下の子のお世話をしたり、できることが増えて褒められるのを見て、自分よりも下の子が愛されているように思い、うとましく思う。
・上の子は、怒られることでも良いから、とにかく両親の注目を集めたいので、下の子にイジワルをする。
・イジワルをなくす方法１:上の子の手を触りながら、「また手が大きくなったね〜」などと話し、スキンシップをとりながら身体の成長を認めること
・イジワルをなくす方法２:「また服を着るのが上手になったね〜」など、すでにできている行動がさらに上達したことから、成長していることを認めること

すぐに実践してみた

この放送を見て、すぐに実践してみました。

まずは、娘の手とわたしの手を合わせて、
「昔はこんなに小さかったのに、
また手が大きくなったね！」
と、話してみると、
娘は目をかがやかせて、
「昔はどのくらいだった？今は？」と、
わたしに聞き返してきました。

そのあとも、娘が今できていることを、
昔はできなかったのに上手になったね、
というお話をたくさんすると、
娘もとっても嬉しそう。

その日は、弟への攻撃が
少なくなったように感じました。

名付けて「成長してるね」作戦

夫にも、この動画を共有したところ、
夫が「成長してるね作戦」と命名。

「昔は足がこんなに小さかったのに、
もう、こんなに大きくなったんだね。」

「前はご飯を一人で食べられなかったのに、
上手にはしで食べられるようになったんだね。」

二人でたくさん娘の成長を
認めるようになりました。

娘は、両親二人に成長を認められて、
とっても得意げで、嬉しそう。

この作戦を始めてから、２週間ほど経ちますが
以前よりは、息子への攻撃が落ち着きました。

まだまだ、手が出てしまいますが、
少なくとも、成長してるね作戦より前よりは、
手を出す頻度が下がりました。

この作戦の良いところ

この成長してるね作戦は、
成長を認められる娘も嬉しそうですが、
わたしたち親にとっても、
メリットがあります。

それは、

普段見落としがちな、
上の子のがんばりや成長を認めることができ、
自分たちも幸せな気持ちになること

です。

赤ちゃんがいると、ついそちらの成長に
目が向きがち。
その反面、娘に対しては、
困った行動にばかり目がいってしまう。

娘だって日々がんばっていて、
自分で出来ることが増えているはずなのに、
なかなか注目してあげられません。

この作戦をすることで、
娘の成長に気づき、認めることかできるので、
認める側のわたしたち親も、
あたたかい気持ちになります。

まだまだ弟に手を出してしまうけれど

とはいえ、まだまだ、
弟に手を出してしまう娘。

でも、この作戦の前と比べたら、
弟に手を出す前に
「さわらないで、やめて。」と
口で言うようにしたり、
「このおもちゃなら舐めていいよ。」と
持ってきてくれたり、
少しずつですが、攻撃する以外の方法を
身につけているように感じます。

会話もしっかりできて、
コミュニケーションをとれるといえど、
まだまだ、この世で３年間しか生きていない娘。

早く、息子に手を出すことがなくなると
良いのですが、
まだ自制心を身につけはじめたフェーズの娘に
過度な期待はしないよう注意して。

できていないことではなく、
できるようになったことに目を向け、
たくさん成長を認めてあげたいです。