家の葉っぱちゃんたちとお料理について。
毎朝毎晩お水をやっている家の葉っぱちゃんたち。
やってきてからわんわん成って、もうはや家になくてはならない人?たちになっている。
どうも家が大好きなようで、あっちこっちで大いに育っている。
なぜか脱衣場にある窓の窓辺にいるのはバジルとタイム。
おかしな組み合わせだけれど、ソーセージを作ったり、バジルソースを作ったりするときには、結構たくさん摘んでくる。
なんで?
と思うほどおかしな場所だけれど、キッチンの出窓には、もっと他の葉っぱちゃんたちが並んでいる。
もう、ちょっとうるさいくらいの様相になってきた。
この子たちを買ってきたのは、ほんの一か月くらいまであったのではなかろうか?
バジルはずいぶん前からいる。
でもあまり使っていなかった。
ローリエは本当に便利。
袋で買うのより高かったが、やってきてわずか一か月で元を取った。ふふふん。
煮込み料理をするときやマリネやソテーには欠かせない。
ローリエと白ワインがあると、急にムニエルの格が上がる。
昨日は、海辺の魚屋さんに行って、七種類ほど魚介類を買ってきた。
その中に赤エビがあったので、お刺身にした後で、一人だけ立ち上がって、またキッチンで赤エビでビスクを作った。
初めてだし、思い切り見様見真似であるけれど、それにしてはおいしかった。
最近冷製スープに目覚めている。
勝手なレシピで作った枝豆のビスシソワーズがおいしくて、かつてレシピを見て作ったのよりずっとおいしくて、最近、お料理本のレシピの正確さから解放された。
若いころはもっといい加減に適当に柔軟に作っていたけど、その中で、
このやり方が家はおいしい!
と思うやり方があったが、それは独自のやり方だからいい加減と思っていたけど、それから料理本を読むようになって、意外にそれはそれで理にかなったおいしい作り方だということを知った。
だからちょっとは自分のやり方でやってもいいではないか?
先日、「自分の機嫌は『家事』でとる」という本を家の本棚から見つけた。
そうそう、この言葉ピッタリ!
私は私の機嫌を家事で取ってる。
そうそうそれそれ。
生業としての仕事以外に、家事があることのしあわせ。
でも家事を片付けて、教室に出向いて、玄関を開けるときの喜びったらない。
もう本当にどっちも大事。
忙しいときほど、どうも手数のかかるお料理がしたくなるし、味の研究もしたくなる。
ちょっとした塩加減にこだわってしまったりする。
たくさん魚を買ってきて捌く日は、お魚ブイヨンを作る日でもある。
昨日も冷凍庫にブイヨンを仕込んでおいた。
あと、最近我が家で流行りのハーブソーセージも大量に作って冷凍しておいた。
これは教室で冷凍していて、お弁当に不足があったときに、自習室のレンジで、あっためて食べよう!
という楽しみでもある。(笑)
あまりやったことがないが、グラタンやラザニアを冷凍してみてはいかがだろうか?
昨日スタバに行ってきたが、何気に季節のフラペチーノは気になるが、それよりもスタバを意識するのは、ラザニアとキッシュのおいしさである。
あれは負ける。確実に負ける味である。もう脱帽である。
チーズが違うのだろうか?
キッシュを一ついただくと、もうそれでおなか一杯。
あのごろんとした角切りのベーコンやシメジやブロッコリー。
その絶妙なバランス。
キッシュのそこはかとなく決め手のない味が、とんでもなくおいしいものになっている。
まだまだキッシュ研究をせねば・・・。
この夏はラタトゥイユの夏である。
いつもラタトゥイユがある。
ちょっと多めに赤唐辛子を使って、野菜のうまみを出して、作る。
我ながら絶品だと思う。
そう言えば、先日、バゲットが固くなったのでパン粉を作ったらとってもおいしかったので、昨日はスーパーのパン屋さんでちょっと尋ねてみた。
バゲットの堅くなったのはありませんか?
そしたら、
バゲットの堅くなったのはありません。
ここにあるバタールを買ってもらうしかなくて・・・。
とくそ愛想のない、どうも女子学生らしき、ちょっとインテリな感じの、店員さんが言った。
だから~、固ーくなったのが欲しいわけで。
それに余ってるのを安ーく分けてもらったら、無駄にならないじゃない?
家だって、すぐに使えるわけだしさあ・・・。
と思ったが、怪しいおばちゃんにしか見えなかったのかもしれない。
聞いてみたかったのである。
別にケチろうとしたわけではなくて。
どうせ食余りで、無駄になるであろう食材を、無駄にしないことに協力してみたかっただけで。(笑)
それに堅くなったバゲットが、もちろんフレンチトーストにしても絶品だったが、パン粉にしてこんなにおいしいものだとは思わなかったのである。
ことさらバゲットが好きなタイプでもない。
ただ、ブルスケッタにしたり、ガーリックトーストにしたりすることがあるだけで、そうそう食べたいとも思えない。それよりはパン粉である。
今度はミラノ風カツレツの時に使ってみよう。
ミラノ風カツレツもそれだけでおいしいが、パン粉に工夫があるともっとおいしいことだろう。
それから最近作っていないが、フードプロセッサーで、魚のすり身を作りたい。
これはお魚屋さんで秘訣を教えてもらった。
白身魚と青魚を組み合わせると言いそうである。
あのぷりっぷりのすり身のおいしさを、全国の皆様に分けてあげたい気持ちになる。
家の子どもたちは魚が大好きだった。
めちゃくちゃ小さいころから。
マンションのエレベーターで出会った顔見知りのおばさまから、小さな娘が、
今日のお夕飯は何かなあ?
と聞かれたので、
今日は大好きな焼き魚やねえ・・・。
と答えると、
ちゃんといい教育しとられるねえ。
と言ってもらった。
そうそうお魚が大好きな子には育てた。(笑)
特に離乳食を食べてくれた娘には頑張った。
これは高校の家庭科の時間の教えによる。
離乳食で食べていないとレバーを食べに子に育つんですよ・・・。
などと結構脅迫めいて怖い話を聞かされた。
変に真面目なことろのある私は、そのためにわざわざお肉屋さんに行ってレバーを分けていただいた。
ホワイトソースもよく作った。
なんでもホワイトソースで和えて食べさせた。
またよく何でも食べた。
安かったから、市場で太刀魚、生協で赤魚をよく買って、ホワイトソースで食べさせたから、娘は焼き魚が食べられるようになっても身の深い魚を喜んで食べた。
夫が帰ってくる時間と娘がご飯を食べる時間がかぶってしまったのだろう。
娘に、太刀魚の身をほぐして食べさせてやっていた。骨が入らないように。
その後、夫の世話をしていて、自分の席に着いたとき、娘の口から魚の骨が2~3本見えた。
逞しい娘は、もっと食べたかったのだろう。私が取り分けていたお魚の乗ったお皿に手を突っ込んで、しかもラックからテーブルのお皿に手を伸ばして、そしてそれを口に持って行っていたのである。
笑っていいのか、怖がるべきか・・・?
どうもこの娘はのんきで鷹揚で、でも正義感が強いので怒ると怖いが、この手のおかしな出来事には事欠かなかった。
でも、あの骨を飲み込んでいたら?と思うとぞっとする。
とりあえず魚は、人の目を盗んでも食べるくらい好きである。
息子はカマス。
このカマスおいしいなあ・・・。
と言っておいしそうに食べていた。
さすがは海に面した県に生まれ育った子供たちである。
私もいつの間にか魚料理が好きである。
魚の方が料理のし甲斐がある。
だからお魚を見に行くときはワクワクする。
お料理は奥が深い。
ちょっとハーブを足すだけで全く違った味わいになる。
調味料も然り。
まだまだ楽しまなくっちゃ!
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