焙煎の話〜その2〜
はいどうも。
自宅焙煎士です。
すっかり秋になりましたね。
まさにホットコーヒーが美味しい季節です。
さて前回は自宅焙煎のメリットとデメリットについてお話ししましたが、今回は実際に自宅での焙煎方法についてご紹介していきたいと思います。
まずご用意いただくものがこちら。
・カセットコンロ
・ステンレス製鍋(蓋つき)
・コーヒー生豆(200g)
⇒今日はタンザニア産の豆です
・ステンレス製のボール
なぜ常設のガスコンロではなく、カセットコンロかと言うと、常設のガスコンロでは温度が一定になると自動火力調整が入ってしまうため、温度を均一に保てないからです。
焙煎は一定量の火力と温度がとても大事なので
カセットコンロを使用します。
また前回お話しいたしましたが、コーヒー焙煎で最も面倒なのが「チャフ」と呼ばれるコーヒー
豆の皮の処理です。今回は極力チャフの処理の手間を少なくした鍋での焙煎をご紹介します。
まず焙煎の前に生豆の選別を行います。市販で生豆を買った場合でも、豆が虫に食べられていたり
カビが生えていたり、形が歪なものがあります。
焙煎前にはまずこの選別を行います。
そしてレンジフードをMAXにして、必ず換気をしてください。
これをやらないと部屋中煙だらけになりますので、ご注意を。
鍋に選別豆を淹れた後、カセットコンロを中火にして焙煎をしていきます。
火は基本的に中火のままで結構です。
コンロに3秒置いたら、火から離して鍋を振る。これを繰り返していきます。
たったこれだけです。
焙煎する際のポイントとしては2つです。
1 豆の色を確認する。
酸味が好きな方、苦みが好きな方それぞれいると思います。これらは豆の色によって
判別することが可能です。
焙煎時間が短い⇒豆の色が薄い(薄茶色)⇒酸味が強い
焙煎時間が長い⇒豆の色が濃い(ダークブラウン)⇒苦みが強い
焙煎の度合いは計8段階にまとめられています。
写真で見るのが一番早いのでご覧ください。
2 豆の音を確認する。
豆の音とは?このインチキは何を言っているのか。胡散臭い奴め。
とお思いの方もいるかと思いますが、本当に確認するのです。
焙煎が進むと豆から「パチッ、パチッ」という音がします。
これを「豆がハゼる」と言います。
ハゼが発生するタイミングは計2回
1回目は焙煎度合いでいう4(ハイ)のタイミング。この時は低めの音で「パチッ、パチッ」という音がします。
2回目は焙煎度合いで言う5(フルシティ)ののタイミング。この時は高めの音で立て続けに「パチッ、パチッ」という音がします。
※私調べです。
これも焙煎のポイントとなります。
私は苦みが好きなので、今回はシティ〜フルシティを目安に焙煎していきます。
さて焙煎による豆の状態をみていきましょう。
これが5分後です。ステンレス製の鍋蓋にチャフがついてきているのがわかります。
なかはこんな感じです。色が付きはじめました。
これが10分後です。豆の色が徐々に茶色く色付いてきたのがわかります。
これが15分後です。豆に色がはっきりついてきましたね。
現在シティの状態です。1回目のハゼも出てきました。
18分後です。さっきよりも一気に色濃くなりました。
2回目のハゼが出てきました。このタイミングで火から完全に離します。
このまま鍋の中に入れていると、余熱の影響で焙煎が進んでしまうのです。
これほんと注意してください。
さて焙煎した豆をステンレス製のボールに移しましょう。
ボールを振ると網の隙間からチャフが落ちてきます。
ここできれいにチャフを落としてください。
これがチャフです。凄い量。
蓋つきの鍋で焙煎をしているので、チャフもまとまって掃除できますからとても便利です。
完成したものがこれです。
手動なので、多少色むらはありますが、これも
味ってことで勘弁してください笑
これで完成です。
あとは、しばらく粗熱を取った後、冷蔵庫で
1日冷やせば飲めますよ♪
私の場合は、なんやかんやでパッケージしてスタンプを押したものを友人に渡したり
してます。
あ、もちろん基本は自分用です笑
どうです?意外と簡単じゃないですか?
生豆もアマゾンで安く買えるので、ぜひお試しあれ!
おわり。
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