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日記12-就活を介して自分を直視する話。

どうも、陽毬(ひまり)です。

近頃、私は就活をしております。
といっても、日本ではなく母国での就活なので、日本のそれとちょっと違います。

例えば、日本では卒業予定の学生たちは卒業する前に内定をもらうためにインターンや選考をたくさん参加します。
3月に卒業したら4月から社会人になり、仕事し始めることが普通です。

しかしここでは、卒業する前にインターンに参加したりする学生がいますが、多くの人は卒業後に求人サイトでゆっくり仕事を探します。

そういった意味では、自分のペースで進められるため、プレッシャーが少しだけ少ないのかもしれません。(仕事がなかなか決まらないと焦り出すのはどこにいても同じだが)


現状を簡単に説明すれば、私は仕事内容(研究職)に興味がある、かつその企業で仕事したいと思えたところにだけ履歴書を出しています。

数としてはそこまで多く出していないのですが、おそらく人並みに面接機会をいただけました。

私にはあまり面接を受ける機会がなかったので、オファーをもらえたらラッキー、もらえなかったとしても面接の経験を積めるからありがたいという態度で面接に臨みました。

そして、何回か面接を受けたのですが、今のところ二次面接まで進んだことがありません。

まだ始まったばかりなので結論づけるのは早計ですが、面接では少し手こずっている印象を受けました。

そこで、自分の今までのパフォーマンスを振り返りつつ、これからの面接においてどのように振る舞えば良いのかについて考えることにしました。

面接を振り返って

まず、長年日本留学をしていたおかげで、日本語が上手くなったけれど、中国語がありえないくらい下手くそになりました。

言葉がすらすら出てきません。

いや、出てくるけど、なんだかぎこちなく、もしかしたら聞き手からしてみればちょっと訳わからないかもしれません。(自分に辛口評価)

一応面接では質問に対して受け答えはできていたけど、もっと慣れていく必要があるように感じました。

まあ、この点に関しては事前の練習や面接の数をこなしていけばどうにかなるものだと思うので、それほど心配はしていません。

次、私が面接に対するスタンスですが、基本的になるべく誠実に答えるようにしています。

ただし、先ほども言ったように、私は面接経験が非常に少ないので、事前に準備しなかった問いに対して機転のきいた対応ができません。

考えながら言葉を絞り出すせいで、たまに質問からズレた答えを返すこともあり、自分でも恥ずかしい思いをしました。

また、私は性格的に口数が少ないので、答えが全般的に短く(上手く答えられなかった質問だけやけに長い)、アピールが足りなかった部分もあるように感じます。

これらを合わせて考えると、面接官の目に映る私は愚直で初々しいイメージになってしまったかもしれません。

正直、職種を考えるとそれは別にそこまでマイナスではないような気もしますが、人事部の方からすると性格が…って躊躇うことは普通にあり得そうです。

今のところ、予想外の質問に対して焦らずに、一息をしてからゆっくりと話し出すことを心掛けたい。

また、アピールに関しては意識的に増やそうと思っています。

さらに、面接官の話に乗っかっていらないことを話してしまうのも良くなかったです。

今まで接してきた面接官はフランクな方が多く、最初ガチガチに緊張していても会話をしていくうちに徐々に緊張がほぐれて、ついつい質問に対していらない情報を与えてしまっていた気がします。

多分私の口が緩かったからではない。相手が一枚上だったからです。

これからは相手の話を聞きながら、相手の意図を汲み、上手に話を返せるように頑張りたいです。(むずかしそう)


以上は大まかな反省点です。
ここからは面接を経て考えたことを書き止めます。


どこまで自分を偽る?

面接の出来について考えた際に、気になった点がまた何個か頭の中に浮かびました。

その一つは、「自分の性格をどこまで出せばいいのか」についてでした。

私は自分を「ごく平凡な人」と自認しています。

しかしよく考えたら、経歴からすれば他人と比べて少し特別ですし、性格もある意味平凡とかけ離れています。

というのも、私は他人に対しては基本的に寛容的ですが、自分のことになると結構激しく感情が動きます。

自分に常に高く期待しているため、自分の期待に応えられなかった自分のことを否定してしまう。

しかしながらそれと同時に、自己愛が強いため、そんな自分も含めて受け入れ、抱きしめる。

それゆえ、自尊心が低いからからかいや批評に弱いが、自己愛が強いからそう言ったネガティブなものをぶつけられても割とあっという間に平気になる。

敏感でありながら鈍感とも言える。

書いていても私は何が言いたいかよくわかりません。

要するに、私は面倒臭い人です。多分私が思っていたより平凡ではない。

一言で形容するなら、「尖っている」という表現が適切だと思います。

面接する時、私はいつも無難な言葉を選びます。

でも、何も害をなさない良い子の部分だけ出せば良いの?

もっと踏み込んで、「私はこういう考えです」と伝えた方が良いの?

正直非常に難しいです。

社会というコミュニケーションと人間関係を大切にする場所では、私が内向型であることすら理解されにくいのに、さらに尖った性格を出してみろ。

普通に引かれて終わりかもしれない。

でも、本音を言わずに自分を偽り続けるのもただただ疲れます。

しかも、安直なことばかり言うと自分の主張がないと思われて落とされるのも癪です。

面接に限らず、これからの社会生活において私はどこまで自分の性格を出すべきか、まだ決めかねています。

とりあえず、面接を一つのきっかけに、これから最適解を探していこうと思っています。


キャリアプランなんて大層なものはない

これまで何回か経験してきた面接では、必ずと言って良いほどキャリアプランについて聞かれました。

一応対策はした。

ただ毎回作っておいたキャリアプランを述べながら内心は「もうこれ以上聞かないでくれ」と思っていました。

はっきりとしたビジョンを持つ人はとても偉いです。

でも、ビジョンを持っていないからと言って、自分の未来について考えていないわけでは決してない。

そもそも、なんで面接官たちは実際業界にも入っていない人にそんなことを聞けるのかな…

会社の内部がどうなっているか知らない。

仕事内容も今見た感じだと魅力的だけど、実際やってみないとなんとも言えない。

「興味があるから、知りたいからという理由で応募してみた。」では、相手からすると志望動機が軽すぎるし、計画性がないと思われるかもしれないけど…

今日も曖昧なキャリアプランしか述べられませんでした。無難すぎてモヤモヤします。

ちなみに、とてもタイムリーなことに、最近Xでこの一連のポストを見かけました。

「〜年経験」あっても企業があまり欲しがらないと言う個人的なつぶやきに対して、社員側が思う「求められる人材像」と企業側が「実際に求める人材像」の乖離が指摘されていました。

ちょうど就活中の私も、「うっ……」って痛いところを突かれた気分です。

私も単純に自分の研究スキルをアピールし、自己成長に焦点を置いていました。

それもそうか。やはり長期的な目で見ると企業側は経営を任せられる人材の方が欲しいし、リーダー的な存在がいないと会社が回らない。

それはそうと、企業はかなり高いスキルを求めてくるんだな…とも思いました。

何せ研究しかやってこなかったので、組織を束ねたり人を管理したりするようなエピソードは何一つ思いつきません…

とはいえ、確かにこの指摘は私が全然考えもしなかった新鮮な指摘でした。

仕事経験もない新人に、こんな仕事内容は務まるはずがないと思いながら(そもそも新人はそこまで求められていないとも思うが)、それができるポテンシャルをどうにか履歴書に盛ろうと考えております。

正直リーダーになるというキャリアプランは私の計画中にあえて入れませんでした。

なぜならば、私は必要があればするけど、そもそも他人との交流をそれほど好んでやりたくない。

リーダーになってしまえば、ただの研究員と比べてより多くの人と関わることになるだろうし、その分好きな研究の仕事の方が割合として少なくなってしまいそうです。

とはいえ、もしそう言った人材になることを求められているのであれば、少しだけ考えても良いような気もしてきました。

考えるだけで諦めるのは簡単ですが、実際やってみると意外と性に合う可能性もゼロではないと考えると、実際に機会が来たらやってみても良い気になりました。

ああ、早く内定もらいたいなぁ。


終わりに

以上、始まったばかりの就活に対する感想や考えでした。

私の就活はまだまだ続きます。

とはいえ、焦らないでいこう。

ゆっくりと自分と向き合いながら、やりたい仕事を見つければ良いなと思っております。


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