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お山座りの事~面前DVを受けて育つ~

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面前DVを受けて育ってしまった私の事。
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2020年3月の記事一覧

②『私の答え』

好きな事をすると、 世間知らずと言われる。 言いたい事を言うと、 常識知らずと言われる。 …

お山座り
4年前
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③記憶の整理『兄と姉』

私の覚えている一番古い記憶は、 夕方、 兄と姉と一緒に、子供部屋に固まっていた事。 …

お山座り
4年前
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④記憶の整理『引越し』

6歳の頃、 父の実家に引越しをした。 「田舎のお爺ちゃんが病気になって、 お婆ちゃん一人で…

お山座り
4年前
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⑤『洗脳・手段・涙・無知』

あの時、 何で、 警察を呼ばなかったんだろう。 電話はあった。番号も知っていた。 でも、呼…

お山座り
4年前
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⑥弱い者の強さ『服従』

小学生。 兄は毎朝、肉まんを食べて行く。 姉と私は、玉子焼きとウインナーとか。 母が作っ…

お山座り
4年前
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⑦消えない思い出『殺せ・逃げていいよ』

毎晩お酒を飲む父。 小学校低学年の私は、 さすがに夜が耽けてくると 二階に上がるように …

お山座り
4年前
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⑧お山座りの犯行『人生を掛けた抵抗』

学校に行くと お腹が痛くなった。 朝礼が終わると 保健室に行く。 1時間目寝て、 2時間目教室に行って 途中でまた 保健室に行く。 母が迎えに来て帰る。 次の日は休む。 朝は頭が痛い。 熱はない。 でも仕事を抜けると 迷惑がかかるから 休ませる。 小学生で 貧血と 心雑音があった。 母が、 腹痛や頭痛の事を 病院で話した。 ストレス。ノイローゼ。 母は、電話で 誰かに話していた。 障子を隔てた隣の部屋で 「娘がノイローゼなのよ

⑨お山座り反抗期『消えない傷・消えない痛み』

父と母が 別居した。 母が 家を出て行った。 知り合いの伝手で 隣の町に逃げた。 初めは…

お山座り
4年前
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⑩暗い部屋で一人膝を抱えていた『断片的な記憶・期待』

友達と 歩いて 母の家に遊びに行った。 隣の町 田舎の隣町は 山をひとつ越える 歩道のな…

お山座り
4年前
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⑪お山座りの危機『怒りの矛先・温もり・大人になる』

姉は旦那さんの実家へ。 兄と私は元の家へ。 の時期の事。 母は 隣町の家を出て 男の人の…

お山座り
4年前
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⑫黒い悪魔『白いバスタオルを赤く染める・犯罪者』

母は、 一人暮らしを始めた。 線路の前の 二階建て一軒家。 二階には 小さなベランダもあ…

お山座り
4年前
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⑬いつ

痛い 左と右の肩がくっ付く様な 苦しい ゆっくり、 赤く染まって行く様 白いバスタオル 助け…

お山座り
4年前
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⑭必ず迎えに行くからね『独りぼっち』

夏休みが終わる前 離婚が成立した。 『離婚しました』 姉と私は 喜んだ。 これでもうお父…

お山座り
4年前
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⑮血の匂いの暴力『先生の先生による先生の為の言葉達・チャマ!』

声が出なくなった 私は 笑っていた。 何を言われても 笑顔でいた。 そうやって自分を 守っていたのかもしれない。 当時は 無意識だった。 中2の夏 タバコを 覚えた。 父の タバコを 買うついでに 自分のも 買っていた。 周りにも タバコを吸う 同級生がいて いつの間にか そういう子達と 仲良くなった。 家庭環境が 似ている子達。 移動教室の間に 先生達が 勝手に 持ち物検査をしていた。 私達は あっさり タバコを