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言葉の力で風邪を吹き飛ばした話
みなさんは、お子さんに薬を飲ませることで苦戦したことはありませんか?
全く自慢にはなりませんが、私は数えきれないほど沢山あります。
特に娘が三歳で妻が他界した後、初めて私が薬を娘へ飲ませた時はメチャクチャ大変でした。娘は大泣きで、私はグッタリになりながら、3時間以上・・・・
おそらく、みなさんにも似たような経験があるのではないでしょうか?
妻が生きていた頃は、薬を飲みたがらない娘とそれに怒っている妻の姿を見て私は良く笑っていましたが、初めてその時に妻が娘に怒っていた気持ちと大変さが分かりました。
うちの娘は小さいころから大の薬嫌いで、「薬を飲まないと元気にならないよ!」と何度も言い聞かせ、ようやく口に入れてくれたとの安心は束の間で、直ぐに口から吐き出していました。
娘が大好きなアイスクリームに混ぜるなどの工夫をして飲ませていたのですが、娘は不思議な程に薬の味に敏感で薬が入っていると直ぐに察知してしまい、その方法もなかなか通用しなくなっていました。
そんな娘は現在中学生ですが、未だに薬嫌いでカプセルの薬は未だに飲みたがりません。(笑)
薬を飲まなきゃいけない時は毎回のように、「パパ、服薬ゼリーを買ってきてー!」と、今でも言っています。
なので、そんな娘が小さいころに風邪を引いたり、病気になったりすると「薬の飲ませの戦い」が毎回もれなく始まっていました。これが私は本当に嫌でした。
今回はそんな戦いの中から、思いもよらない事で「風邪を吹き飛ばした」エピソードを紹介させて頂きます。
それは薬嫌いの娘が4歳の時でした。平日の朝から幼稚園と仕事に行く準備をしようとしていると、娘が具合悪そうにしています。そこで熱を測ってみると39度です。
高熱に慌てた私は娘の幼稚園と職場へ休みの連絡をし、すぐに娘を病院へ連れていきました。診察結果は、風邪だったので普通なら「大ごとでなくて良かったぁ」などと安心しても良いところかもしれませんが、うちの場合はここからが大変です。
だって、「薬の飲ませの戦い」が始まりますから。
私は戦いへの覚悟をしながら家に戻り、病院から出してもらった薬を飲ませようとします。
しかしながら、娘はいつものように飲みたがりません!!
それでも粘りに粘って、その日の朝と昼の分はなんとか飲ませることができました。
しかし、夜の薬を飲ませるときに私の気持ちが切れてしまいます。
夜の薬も当たり前のように飲みたがらない娘を、いつもなら説得にかかる私なのですが、この時は粘ることなく直ぐにあきらめてしまったのです。
仕事を休んだことへの心配や娘に早く良くなって欲しいという気持ちが強過ぎてメチャクチャ疲れていたのでしょうね。
その結果、私は無理して薬を飲ませようとはせずに、「そんなに飲みたくないなら、もう飲まなくていい!そのかわり治らなくてもしらないからね!」と、強い口調で娘に言いました。
私から強い口調で何かを言われると直ぐに泣き出してしまう娘でしたが、その時は泣きもせずに「治るよ!」と言い返してきました。
私は「薬を飲まない人は、治りません!」と、娘へ強く反論しました。
それに対して、また娘は落ち込むこともなく「治るよ!」と言い返してきました。
「じゃあ、好きにしなさい!」と私は言って、その夜は娘に薬を飲ませないまま娘を寝かせました。
私は明日も仕事に行けないだろうと覚悟をしながら眠り、次の日の朝を迎えたのですが、驚くことが起きたのです。あきらめモードで測った娘の体温は、なんと熱が35度台に下がっているし、娘は元気になっています。
予想外の出来事で、娘と私は元気に幼稚園と仕事へ行けたのです。
このエピソードは娘もよく覚えていて、今でも私たち親子の笑い話です。
初めはこんな出来事はただの偶然だろうと思っていましたが、よくよく考えてみるとこれは偶然ではなく、「言葉の力」だと思います。
「病は気から」の諺と同じように、私ではなく娘自身が「治る」という気持ちを持ち、「治るよ!」の言葉を発したことで、脳と身体が風邪を治す方向へ自然と反応してくれたのでしょう。
「言葉は現実をつくる」、「夢や願望を言葉に出すと実現する」ということを皆さんも聴いたことがあるのではないでしょうか?
この時は娘が「治るよ!」と発した言葉が現実をつくり、その結果、風邪を吹き飛ばしたのだと娘と私は信じています。
この出来事以来、娘は体調が悪くなると直ぐに「治るよ!」と、いつも強気に言うようになりました。
そのおかげかどうかは定かではありませんが、その後の娘は風邪や病気をほとんどせずに幼稚園と小学校を1日の休んだだけの準皆勤賞で卒業することが出来ました。
信じるか信じないかは、あなた次第ですが(笑)・・・・・お子さんが風邪や病気になった時は、お子さん自身に「治るよ!」と、ぜひ言わせてみてください。
言葉の力は、薬以上に効果があるのかもしれません。
しかも、その効果を実感することは、皆さんのお子さんの夢や願望が実現することに繋がると思います。
皆さんと皆さんのお子さんが、いつも健康でありますように!
そして幸せでありますように!
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
ひまわりひであき
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