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自己紹介:「誰かの救いになる」をやってみる?

私は誰で、どうしてNoteを書くのか

こんにちは。Inoueと申します。30代中盤、既婚。1児の子供(3歳)がいます。この9月から1年強、イギリスにBusiness Psychology(ビジネスサイコロジー、経営/組織心理学)というものを学びに、妻・子供を置いて、私費留学します。

普段は、コンサルタントとして人材開発・リーダーシップ開発といわれる領域において、企業様の活動の支援することを職としています。ですが、今は休職をして、留学の準備をしています。ちなみに、休職期間中、会社からお金は一切でません。

このNoteには、今回の留学に係るプロセスと、少しだけ、勉学の過程で学んだこと・感じたことを書き記していこうと思います。それは、自分と似たような想いを持った方達にとって何かしらの参考、あるいは「救い」になれば、と思ってです。

30歳を過ぎてからの私費留学、特に配偶者や子供がいる中での体験談は日頃あまり見聞きしません。けれども不思議なことにNoteの世界などでは、たまに似たような境遇の方がいます。私はそういった方々の言葉からさまざまな情報を教えてもらいましたし、勇気づけられました。だから、留学および留学準備の実体験をつづった情報と、あと心理学的に面白いな、などと思ったものを、そこに何かを感じるものがある人に届けばいいという思いでNoteを書いていこうと思います。

なぜ私は留学をするのか

自己紹介として、この情報はある方が自然かと思いますので長くなりすぎない範囲で書いておこうと思います。

ただ、結論としては、理由らしいものは沢山あって、ズバッと言い切れない(言い切りたくない)というのが、正直なところかもしれません。具体的には、

  • 心理学を専門性として突き詰めてもいい、と思ったから

  • 海外でキャリアを築くことに長年憧れがあったにも関わらず、現実はそうした機会に縁遠いまま、社会人として10年程経とうとしている事実に、納得がいかなかったから

  • 英語を使って何かを成し遂げるということを行いたかったから

  • 科学修士という肩書きがかっこいいから

  • 自分の身の回りにいる社会人留学経験者が、一人の例外なく、素晴らしい経験だったと語っていたから

  • 今の会社がそういったことに、たまたま、少なくとも今は、寛容だから

  • 少し働くのに疲れたから

  • コロナ中、旅行にも行けないので、頑張れば費用が賄えると思ったから

  • 子供の年齢(小学校の入学とか)・親の年齢(介護とか)を考え、挑戦するなら今しかないと思ったから

  • あわよくば、後々子供にとっての何かしらの教えになればと思ったから

みたいな感じでしょうか。それっぽいものから、しょうもないものまであります。個人的には留学を決意する際、本当にこんなに大金を使って、しかも子供の成長を直接的に見られなくなる状態になってまでして、やる価値はあるのだろうか、ということは何度を悩みました。今はかなり覚悟が固まりましたが、それでも時折ふと、悩んでいた時の気持ちが「お腹の辺りに湧いてくる感じ」がします。

悩んだ理由は、2点目のような少しコンプレックスの解消のためのようなものがあるからだと思います。自分本位な理由で、直接的に他人のために使えたかもしれないお金や時間を使っていくことに、それなりのためらいがある人間なのだと思います。でも、1点目のような「前向きな」思いや、下から2つ目のような「今やらないと後悔する」というような思いが、結局自分を一歩前に足を踏み出す上では、一番の動機になった気がします。

なぜ心理学/ビジネスサイコロジーなのか

私は人の”心”というものに、興味がある人間です。人が何かの事象に触れた時にどんな心情になるのか気になるし、そこに何かしらのメカニズムがあるのであれば、それとうまく付き合いたいと思っています。また、関連する知識やスキルを使って、世の中をちょっと良い方向に導く貢献ができたらなと思っています。ただ、残念ながら学問として心理学を学んだことがありません。だから、このタイミングになって心理学を学ぼうと思っています。

実は、私の妻は仕事が原因で鬱になったことがあります。とは言っても「鬱状態」と呼ばれるものでしたので、医学的には深刻すぎるものではないのですが、それでも、会社にいけなくなり、それどころか会社方面の電車に乗れなくなり、家でぼーっとすることが毎日になりました。それが新婚旅行から帰って数ヶ月後に起きました。妻が辛かったであろうというのは言うまでもありませんが、当時20代中盤だった自分にとっても、それは少々荷が重すぎる経験でした。

自分を救ってくれたのは、会社ではなく、同僚でもなく(皆さん大好きですが)、私の父親でした。「(奥さんも心配だけど)お前は大丈夫か?」という言葉を電話越しにかけられ、会社帰りの最寄り駅、ロータリーにて、人目もはばからず、おんおん泣いてしまったのを覚えています。結局、私は「人が人間らしく、自分らしく働けるには、どういう体制や人間関係、コミュニケーションがあればいいのだろう」ということが知りたくなり、人事系のコンサルティング業務提供をおこなう会社に転職しました。

ただ、人事系といっても、企業は「売上や利益を上げ続けられてなんぼ」の側面がありますから、自分たちがコンサルティングとして提供する内容も、必ずしも「人のこころにフレンドリー」なそんな優しいものではありません。ましてや、そもそもとして心理的な取り組みが、組織の戦略として中核を担っているようなケースは日本ではまれです(勿論そういう企業もあるとは思います)。

実は、欧米諸国の一部では、ビジネスサイコロジストと呼ばれる職業があります。学位と何年もの実務と評価によってようやく資格が認定され、結果として収入が大きく変わる、そんな権威ある職業です。産業医さんのような個人の心身を医学的観点からサポートする方々とは違い(それは不可欠な職業ですが)、例えばリーダーになる人のアセスメントやコーチングであったり、組織の風土を診断・モニタリングして、より良い風土醸成を専門的な知見をもとにリードするような仕事です。

私は仕事を通じて、このビジネスサイコロジストという存在を知ったのですが、ちょっとした衝撃でした。日本では同様の資格はありませんので、実際に自分がその職業につけるかは現時点わかりませんが、「人が人間らしく、自分らしく働けるにはどうしたらいいのだろう」ということを考える上での一つの武器を得られるような気がして、ビジネスサイコロジーというものを学んでみようと思いました。

おわりに

とどのつまり、私は、一人の人間として、心理学を学ぶ身として、「誰かの救いになるような存在になりたい」という願望を持っています。ただ、この願望の実現は、学問やキャリアを通してのみしかできないのかというとそうではなく、こうしたNoteなどの場でもできるかもしれないと思っているので、今回Noteを書いてみることとします。

自己紹介、こんな形でよかったのでしょうか。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。よい一日を。

#社会人 #社会人留学 #海外大学院 #イギリス大学院留学 #ビジネスサイコロジー #心理学


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