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【読書】『40歳のためのこれから術』

松浦弥太郎著「40歳のためのこれから術」を読んだ。40歳はセカンドバースデー。素敵な70歳に向けて生き方を見直してみましょう、という本だ。これまでは多くの人に与えてもらった人生。これからは誰かに与える側へと意識を切り換えよう。40代の方にオススメです!

本を読む目的

40歳という節目を迎えて、人生が終わりを迎えるまで、自分らしく生き続けるヒントを得たい。

気づき・学び

40歳を機会に、いただく側から与える側へと意識を切り換える。自分の身のまわりの人、出会う人、社会に対しても、与えながら生きていくことを目的にする。

・ないものを常に追い、持ち物を増やすのは30代まで。あまり持ち物を増やさず、今あるものを大切に磨いていくのが40歳から。テーマは「これからはいいものを少し」。宝物を持っていると気がついて、慈しんで手入れし、さらに磨いていく。

70歳のとき、ヴィンテージになっていることが目標。

・自分はなにを人に与えられるか。なにをすれば人に喜んでもらえるか。なにが人を幸せにするのだろう」と考えながら行動する。

・なりたいものになろうとし、自分を喜ばせることで一生を終えるのは淋しい。

仕事の成果とは、「これだけやった」という量ではなく、「こんなに頑張った」という自分の気持ちでもなく、「どれだけの人が喜んでくれたか、どれだけの人が役に立ててくれたか」で決まる。

・人が求めるものを与えるとは、単に極上のレベルが高いものを提供すればいいということではなく、相手を緊張させず、肩肘はらせず、それでも素晴らしいものを与える気づかいができたとき、本当の満足を提供することができる。

・日本の豊かな文化を、年齢を重ねた大人が、いろいろな語学を通じて世界に与え続ける。これもグローバルな生き方。

感想・ネクストアクション

40歳から与える人生の始まり。これまでの人生は与えてもらった人生、これからは自分が持っているたくさんの宝物に感謝しながら、より磨きをかけて、自分が与える側の人間になる。

それと同時にまだまだ挑戦し続けて、70歳を人生のピークとして迎えたい。その時に一つの問いが生まれる。「70歳を迎えた時にどんな人になっていたいか?」それは「自分にとっての幸せとは何か?」という問いの答えになる。

お金に不自由しないのが幸せなのか、生涯仕事を続けることが幸せなのか、家族にかこまれていることが幸せなのか、それに対する答えをしっかりと持っておかないと目指すものがわからなくなってくる。「自分にとっての幸せとは何か」をしっかりと持っておくことが大事だ。

理想の70歳を目指して、今あるものに感謝しながら、挑戦する気持ちを忘れることなく、自分の身のまわりの人、出会う人、社会に対して与える側の人間になろう。


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