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訪問看護〜住所だけわかればいい〜

今回は伝説の名言「住所だけ分かればいい」の誕生秘話。​​

前回の記事の通りに定期訪問は毎日8~9件(30分を含む)であり、
それに加えて緊急訪問をしていた。

ここからが当時のエピソード。
※の部分が言葉の真意となります。

訪問中に管理者から電話がくる
「ねぇHIKO~、今どこ?(※緊急入ったから行って)」と
付き合いたての彼女のように甘い声で・・・(笑)
もちろん返事は「はい!!喜んで!!]
締めは「電話切ったら住所送るからよろしく~(※上手く丸く収めてこいよ)」

上記の3行のやり取りが緊急訪問時の定番のやり取り。
LINEで来る場合は「ねぇ、HIKO~♡」と・・・笑
もちろん返事は「喜んで♡」となる。

最初は少し調べたりして向かったけど、
ステーションの全患者の情報は認識しているから
「どうなってるのかな?」と起こり得そうな事象を
移動中に考えながら向かうようにして、立ち止まってカルテ見るの辞めた。
そうすることで最速で利用者宅に到着することが出来る。
ただし、臨時訪問で契約&初回になるケースも多々あったので
その場合は事前情報はリアルに「住所だけ」

最後の砦のボスである院長は臨時に行くことに躊躇いがZERO。
「だって困ってんだろ?行きゃ分かるだろ」
「病院の救急外来と同じだろ!普通だろ。」
と院長は常々口にしており、

単純な私は「すげぇ・・・、かっけぇ・・・」と魅了され
上記のような流れの緊急訪問を繰りていくうちに
「住所だけ分かればいい」
が私の中に定着した。

世の中の訪問看護師さん
臨時依頼が来た時に
「えっ、どんな人?」
「私担当じゃないから詳しくない・・・」
「何があって臨時なの?」
などと事務所でごちゃっごちゃ相談してませんか?
「喋る暇があるなら1秒でも早く患者の所へ行け!!」


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