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21.日々アップデートが必要 知識も考え方も

 新聞は、地元紙のほかに日経新聞を読んでます。一応、金融機関職員の端くれですので。日経新聞は電子版を利用してますが、電車でも読みやすく記事保存なども簡単にでき、とても重宝してます。朝刊は各種情報収集のためにも欠かせませんが、時間もないため仕事で必要な部分しか目を通せていません。一方で、夕刊は日常生活やコラム、小説などを中心に楽しくのんびり読んでます。特に今は連載小説「諸葛亮」を楽しみにしています。内容もさる事ながら、挿絵がカッコいい。毎日の仕事帰りの楽しみになっています。

 ここまで読んでいただき「日経夕刊のおすすめかよ」と思われた方、失礼しました。本題はタイトルの通り、自身のアップデートについてです。日経夕刊で好んで読んでいる「今日も走ろう」という鏑木毅さん(プロトレイルランナー)の連載で「熟年でも頭はアップデート」(2023年2月23日日本経済新聞夕刊)という記事を読んだ感想です。

 年齢、地位、自己顕示欲が引き起こす老害。一方で歳を経ても、新たなものや情報を取り入れ、真摯な姿勢で若者と接すれば、社会に役立てる、というような概要です。中高年の一人として、また中間管理職の一人として、とても参考になりました。そして、多くの経営者や管理職の人に読んでもらいたいと思いました。特に、これだけ時代が急激に変わっているにも関わらず、何も考えずに数年前の成功体験のみをもって業務命令をする人たちに。

 例えば、過去の成功体験を参考に戦術を考える事は悪いことではないと思います。でも、取り扱う商品が代わっていたり、顧客の嗜好や世間のトレンドが代わっていれば、その要素を盛り込み検討しなければ、過去と同じく成功する事は難しいでしょう。

 指導方法も同じです。今の中高年が新入社員の頃は「パワハラ」などといった概念はなかったはず。教育現場などでも、暴力的な「厳しい指導」が美談としてとりあげられたり、ドラマとなったりしていました。「今じゃありえないよ」と、多くの人たちは笑い、酷いものであれば呆れるでしょう。多くの経営者や管理職の方も同じように感じるはずです。

 でも、自分自身も同じように笑われているかもしれない、呆れられているかもしれない、と常に思っておく必要があります。世間一般的に見て「まだそんな事やってんの」と言われる行動や考え方をしていないか、常に気をつけなければなりません。

 一例を挙げれば、残業する奴は頑張っている、強引なセールスも時には必要、数値目標は絶対に達成する、上司にやれと言われればやる、女性だから〇〇、男性だから〇〇などなど。聞いていて辟易するものも多くありますが、自分も気をつけなければいけないと改めて思いました。指導する立場として、指導する相手に呆れられるような言動をしてしまえば、その時から正当な指導をしても相手が素直に受け入れなくなるでしょう。

 知識面もそうです。デジタル知識も含めて、新たな知識を蓄えていかなければ「そんな事もできないんですか」となってしまう。ベテランや高い地位の人が「私はもういいでしょ」といって、勉強をしない人がいますが、この変化が激しい世の中、過去の知識や経験だけで仕事ができる人はまずいないと思います。

 考え方も、知識も常にアップデートが必要。幸いな事に、自分はそのような「アップデート」する事は嫌いではありません。むしろ、興味があり、好きな方。日々の仕事に追われるだけではなく、新しい考え方や知識を、楽しみながら身に着けていきたいと思いました。

 最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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