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独身子無し30女の宿命

私は独身。子どもはもちろん居ない。
そんな三十路女だ。
周りを見渡すと30歳を迎えた女性の殆どは
結婚・出産している。
話の合う友人なんて1人もいない。

私は強い女性ではない。
キャリアウーマンでもない。
ただの引きこもりの私には
そんな周りの女性達が眩しく、時に羨ましく映る。
そうしてだんだん自分を憎く思えてくる。

私には何もない。
いつか、いつか・・・。
と、言い聞かせて毎日を過ごしているが
一体いつまでこのまま孤独でいるつもりなのかと絶望するのだ。

私に、私が理想とするその「いつか」は訪れるのだろうか。

働けばいいじゃないか
結婚すればいいじゃないか
子どもを作ればいいじゃないか
そんな薄っぺらい言葉はもっぱら御免だ。

私の宿命。
それは
社会への疎外感
孤独あるいは孤立感
虚無感
劣等感
自分への憎しみ
羨む心
社会不適合者という自覚
発達障害者という
生まれ持ったどうしようもない特性
と、言ったところだろうか。
どれをとってもマイナスな宿命だ。
嫌になる。

結婚しているからって幸せとも限らない。
子どもがいるほうがとても大変だ。
社会で働くには強くなければならない。
そんなことも解っている。

何年間も引きこもりをしている人間からすると
隣の芝生は青く見えるレベルではない。
もはや宿命として自分の絶望感と向き合わなければならない。

引きこもりの生き様たるや
たかが絶望されど絶望なのだ。







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