ブックケース入り全面箔４冊組！装丁オタクたちのギラギラ同人誌制作日記（前編）
行ってきました創作BL同人誌のお祭り！J.Garden56！！楽しかった！
イベントの告知記事でも軽く触れてはいたんですけども……まずはこちら、天城さんとの合同誌を見ていただけますでしょうか……！！
全面箔印刷の４冊組、銀箔ホログラムのブックケース入り！！そしてさらになんと別冊小冊子付き！！
アアアかわいい！！！！
これね、箱が黒いんですけど文庫本サイズなのでちんまりしてて全然いかつくないんですよ。かわいい！！
もうね、あれやりたいこれやりたいってずーっと用紙見本眺めながらデザイン考えるのとっても楽しかったですし、
まずは写真を見てテンションだだ上がり、そしてイベント当日ようやく現物にお目にかかって嬉しすぎてずっと眺めてます。
これでもかというぐらい装丁の夢を詰め込んだギラッギラの合同誌、せっかくなので備忘録と思い出をつらつらと。
なお、今回ご一緒させていただいた天城さんのほうでも今ちょうど記事を書かれていることだと思うのですが、技術的なハウツー系は恐らくあちらが詳しいかと思いますので、こちらはほぼ私の惚気日記のような内容に振り切って語っていきたいと思います。
（と言ってるあいだに記事がアップされたようですので、引っ張られる前にこれを書き上げて早く読みにいきたいｗ）
とは言いつつ、ニッチな情報発信というこのnote自体のそもそものコンセプトには沿えるよう、装丁にご興味あるにとって参考になる部分などもあれば幸いです。
※こちらは大変ご好評いただきまして、現在完売しております。ご興味持って下さいました皆様、ありがとうございました！
はじめに
今回の合同誌のお相手、天城さん。
逞しいつよつよ（物理）受けがお得意で、かつ溺愛、TL、なんでも書けちゃう文字書きさん。商業化予定もとっても楽しみな心強いスパダリ。
……いやね、まずそもそも私、ムーンライトノベルズ読者として割りとガチめにファンだったんですよ。
だってもうヘキが……ヘキが……！！つよつよ（物理）受けちゃんが最高で、あとサブキャラもとても魅力的でェ……
なんなら（これご本人にはお伝えしてないんですけど（あっ言っちゃった））一時期は感想欄の住人のひとりでもありまして。
そういうわけなので、こうして仲良くさせていただいて、かつ自分も作り手側として合同誌やってるとか……これ１年前の自分が聞いたらひっくり返るわ、ほんとに。
なんでまあそれがこんなことになったのか、あれ、ほんとになんで？？
事の発端
Chapter 1 出会い ……なんでもないです、三行でまとめます。
・天城さんのツイ垢は存じ上げていたものの二次垢のため様子見
・J庭（3月春庭）参加告知を見たドサクサでえいっと（深夜に）こっそりフォロー、（深夜に）即フォロバいただいてしまう
・ほぼ使わないままサ終してしまう記念に開いたもくり通話にご参加いただき、装丁トークで盛り上がる（！？）
なんてやってるうちにいろいろおすすめ作品のお話とかもさせていただいて、
趣味が合うのうれしいなあなんて（元々作品がヘキだったのでそれはそう）仲良くさせていただいていたところで、今回の発端は今年の春庭が終わった４月のある日。
という感じで、最終的には二人での合同誌で落ち着いたのですが、まあトントン拍子に進む進む。
この時点でまだイベントに出る予定すらもなかったしまだちょっと（だいぶ）恐縮しているところなのですが、いやでも絶対面白いやつやん…！？この先こんな機会そうそうないやん……！？の好奇心が大勝利してしまい企画爆誕。
このやりとりが遥か昔に感じられすぎて、このnoteを書くにあたり発掘して久しぶりに読んでみたら、
このとき勢いで言っていたことがほぼほぼ実行されててめっちゃ笑いました。
やったこと
ということで、私にとっては初めての合同誌。
流れに流されるまま、とりあえずDiscordの部屋を立てていよいよ相談開始。
初期に立てたチャンネルは
「雑談」「決まったこと」「デザイン案」「メモ」とかそのぐらい。
方針決めとか
とりあえず雑談部屋でぼんやりと案を出しつつ「全面箔印刷ってのがあってですね……」からの、
イルミカードかわいい！！えっちょうど４色ありますよ！！よ、４冊組……やっちゃいますか？？（しょ、正直２本書くのキツいけどぜったいにやりたい……！！）まで即決定。
まずはボイスチャンネルで通話しつつ認識合わせ（と、書きながら気がついたけど、通話で打ち合わせしたのこの最初の１回だけだな？あとはずっと文字チャット状態でポンポンあれこれ決まっていった……）（通話なしであれデザインしたのすごくない？？）
最初は特殊紙談義をしながらざっくりとした役割分担決めて、同人経験豊富な天城さんのお話をふんふんと「なるほどー」「それいいっすね」って感じでぼんやりお聞きしつつ、
ではとりあえず、星かお花のモチーフで64p本を2冊ずつ作りましょう、帯で留めるのいいですね、あっでもでもせっかくなので箱作りましょう箱！！！
なんて言いながら通話切った直後に天城さんから早速デザイン案が上がってきたときには「？？」っていう、このスピード感。
そこからはひたすらチャットの応酬で、最終的にお花でいきましょう、ということで。
表紙の初期案出し合ってるうちに、このままでは天城さんから4種類の表紙案が出てきてしまいそうな予感すら感じられる勢いに（仕事を…せねば…！！）と即おすすめの素材集買いましたw
これは要所要所で効いてくるんですが、何事も目的を同じくしたとき手元に同じ資料があるのってほんと便利なんですよね。何ページのこれって話が早い早い。
その他諸々、決めたこと
・組版
私は普段「縦式」というiOSアプリを使うことが多いのですが、じゃあ天城さんは同じレイアウトでWordでやってみますね、という話から始まって、
最終的には書式設定済みのWordを共有いただいて、同じレイアウトで最終原稿を作成することになりました。
・扉と奥付
Wordでつくっちゃってもいいけど、本文終わって余裕があれば画像で作りましょう！で一旦保留。
なお実際のところ余裕なんてあるわけがなかったんですが、最終的にはせっかくなのでデザイン揃えたい気持ちもあって画像で作成して入稿しました。
原稿期間
そこからしばしの原稿期間に突入するわけなのですが、その間、タイミングよく印刷会社さんの全面箔印刷と特殊紙の有償見本キャンペーンも開催されて、
これがまたいいタイミングで届いてくれたのでまあ夢も妄想も次から次へと広がっていきつつ、ついでにヘキに刺さるおすすめ作品のお話で盛り上がった勢いでセールで爆買いしたり、とっても楽しかったです。
なお本文原稿に関しては、理想は６月末ぐらいにざっくりと初稿を上げてあわよくばクロスオーバー…なんて夢も見ちゃったりなんかしちゃったりしていたわけなんですが
いろいろありまして（主に己の執筆速度と管理能力）、結論から言うと８月後半までヒイヒイ言ってました！！ヒイ！！
ところでこういう同人誌、たとえばデザインや編集を外注するとなるとある程度の締め切りが決まってくるわけなのですが、こう「デザイン、本文、編集、入稿：おれたち」になると話が違ってくるわけで。
だっておれたち、最終入稿締め切りを知っているんですよ！？そりゃあ……そんなの……ぎりぎりまでがんばっちゃうに決まってるやん……？？（※フラグ）
それはさておき、途中からDiscordに「進捗」チャンネルが追加され、
毎日少しでも作業して報告するという介護、監視をいただいたのは本当にありがたかったです（なお気づけば性癖談義になっている場合あり）
かといって時間をかければ書けるかというとそういうわけでもなく、８月中旬に567に罹ってしまったときは本当にご迷惑をおかけしてしまったんですが、
「締め切り無理しないで下さいね、最悪箱を諦めt」
「いやぜったいに箱は作りたい！！ので！！がんばらせて下さい！」
なんてやりとりもありつつ、最終的に本文ページ数を調整いただきどうにか（何度かリスケをした挙句の）約束の締切日に４作分の本文が上がりました。やったね！！
天城さんもお忙しいのに本当にありがとうございました！！これ以降の事務作業は任せろください……！！
で、入稿締め切り日まであと何日！？！？
あと表紙デザインと扉と奥付と、箱！！やるぞやるぞやるぞ……！！
書きたいことはまだまだありすぎるのですが、
長くなってきましたので、後編に続きます。
追記 後編公開しました！
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