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レインボー奈良カフェ

<奈良での活動の変化>
7.8年前、奈良では、講演会やお茶会などクローズドのイベントやBarなどはあったもののLGBTQや多様性について誰もが参加できるイベントは少なかったです。
LGBTQの啓発活動そのものも地域住民の方々や子どもから大人まで幅広く知ってもらう機会も少なく、まずは、私が、住んでいる町法隆寺で有名な「斑鳩町」から変えたい、知ってほしいという想いでレインボー奈良カフェや奈良レインボーフェスタを開催しました。20年間住んでいて大好きな町だけど、カミングアウトする怖さや偏見や生きづらさがありました。だからこそ勇気を出してやりきりました。地域住民の方々が足を運んでくださり、近くの子ども達やお年寄りの方や学校の先生や全国各地から奈良でレインボーフェスタを開催するんだったら行ってみたいと集まってくれました。初めて、奈良県の地元で、息が吸えた。生きやすくなったと感じた瞬間でもありました。それから5年が経ち、毎年参加人数も増えて、テレビや新聞などでも取り上げてもらい、奈良県内でも少しずつLGBTQや多様性について社会的にも認知度が高まってきました。今後は奈良県内の企業にも働きかけながら、多様性が認められる社会づくりの手助けができればと考えています。

レインボーフェスタは、奈良でも繋がりを作りたい、居場所がある事を知ってほしい、LGBTQや多様性を身近に感じてほしいといった想いがあります。
オンライン開催の時は、ネット上だからこそ全国から参加してもらえる、奈良でもレインボーフェスタを開催してるんだと勇気づけられた、会場には行きにくいけど、オンライン上なら参加できるから嬉しかったという声もいただきました。今後もそのような声を大切に毎年継続して開催できるように社会に向けて発信や協賛してもらえる企業や行政の方に働きかけていけるよう頑張りたいと思っています。

<~これからどうなって欲しいか?>
~今後、行政に求める動き~
奈良市、大和郡山市、生駒市、天理市だけでなく、多くの市町村が自分事のように捉え、人権研修やダイバーシティ教育などを取り入れ、奈良県として同性パートナーシップができ、それが全国に広がって、日本として同性婚が認められる社会になってほしいと願っています。
そして、奈良県内の企業や行政、学校現場や地域住民の方々へとLGBTQや多様性の理解が深まり、啓発していけるよう、今後も地道に活動を続けていければと思っています。


氏名:定政 輝(サダマサ ヒカル)
出身地:熊本県 奈良県 斑鳩町在住
セクシュアリティ:トランスジェンダー(FTM)
好きな言葉:「一期一会」「努力は裏切らない」
所属:LGBTQ支援団体RainbowCreate代表
奈良レインボーフェスタ共同代表
児童発達支援管理責任者・保育士
幼稚園・保健体育教員免許所持全国各地で、LGBTQ講演会活動や定期的な奈良レインボーカフェの運営や奈良レインボーフェスタの企画・運営やレインボーグッズの製作・販売を行う。仕事は奈良県大和郡山市で、こども発達療育教室「ぱずる」を運営し、児童発達支援事業や放課後等デイサービス事業、保育所や学校訪問事業などの事業を通して、発達障がいや不登校や様々な理由で居場所を必要としている子どもたちの療育支援や感覚統合療育に携わっている。

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