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<トランスジェンダーの当事者の子を持つ母の想い>

<トランスジェンダーの当事者の子を持つ母の想い>

 私は、ひかるの母親であり、看護師でもあります。そして、3児の子を持つ母であり、トランスジェンダーの当事者の子を持つ母親としての想いをここに伝える事ができればと思い、書かせていただいております。まずは、輝の小さい頃の話を少し振り返ります。

                 
<幼少期の時のひかる>
 保育園の頃から身体を動かすことが好きで、外で走り回ったり、猿のように遊具のうんていや、鉄棒などで遊んでいました。先生からいつもひーちゃんは、男の子よりも活発で、運動が何でも出来ると褒められていました。私の子供の頃もそばにボーイッシュな女の子の友達がいましたし、周りも年頃になると女性らしくなって結婚していきました。なので、輝もボーイッシュな女の子として思っていたので、特に意識して関わることはありませんでした。
 保育園の服装はシャツにショートパンツか長パンツ、 買い物に行ってもスカートは選ばず、私が勝手に可愛いスカートを選んで買っていました。しかし、あまり着てくれませんでした。
おばあちゃんが、フリルのついた靴下やワンピースを買って来てくれました。しかしそれもフリルは嫌いと言ってゴミ箱捨てていたことがあったので、怒ったように思います。
 近所には同じ保育園の友達が男の子で、弟たちとポケモンやミニ四駆などで一緒に遊んでいることが多く、やんちゃな娘でした。

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