見出し画像

アパレルブランドに尽くしても見返りはない

アパレル販売員なんて辞めちまえ、
と思ってる元アパレル販売員のひかるです。

販売員は『店長』で行き止まり
そもそもアパレル販売員の社会的な地位は最下層だと思っています。
そんな仕事を何歳まで続けるつもりですか?

販売員がほんどが契約社員かアルバイト

ボーナスも退職金もない。

昇進も昇給もない。
前年売り上げをクリアしてないから、
前比をクリアすれば予算をクリアしていない、
予算をクリアすればブランド全体の予算をクリアしていない。

あらゆる理由をつけられて昇給はほとんどしないと思います。

内勤の人間はみんな正社員でボーナスも退職金もあるのにね。

アパレルに限らずだけど、

中堅スタッフがいない

ほとんどのショップは店長と新人で回していませんか?
中堅がいない、何故か。

見切りをつけちゃうんですよ。

どれだけ頑張っても店長にしかなれない。

ショップの店長は幸せそうですか?

店長になったところで責任が重くなるだけ。
薄給だし休日出勤してるし店長会議に出ては締め上げられて帰ってくる。

仕事ができる店長でもにこんな目にあうの?と思ったし、
ここまで仕事ができる人でこうなら私じゃだめじゃんと思うし、
店長経験もありますが辛さしかなかった。

なにより未来がないよね。

店長に対する夢がない。

店長歴が長いからと営業やバイヤーになれるわけでもない。

エリアマネージャーになれる会社もあるよ!
と言われそうだけど、そのエリアマネージャーというポストは
100〜200人いるスタッフの中のせいぜい2人か3人じゃないですか?

それにキャリアが長くなれば顧客がいるからと店舗移動も制限されます。
もしくは新規店の売り上げの為にと移動させられるか。

それでも服が好きだから、
接客が好きだから、
ブランドが好きだからと頑張ってしまう。

展示会やコレクションにスタッフとして携われる、
その世界を構築できるって素敵なことだし貴重な経験だったと思う。

そんなキラキラする経験も、ブランドが変われば無意味。
前職のキャリアはリセットされます。
ブランドにはブランドごとのコンセプトと歴史があるからね。
前のブランドはこうだったんだけど〜なんて持ち込めないし
持ち込んじゃいけない。

しかも職種をかえてしまえばその経験は無価値だ。

時間もお金も費やしたのにブランドや顧客の方々は
私に対して何もしてくれない。

当たり前ですけどね。

顧客の方々は○○ブランドのひかるさん、という事で慕ってくれるのであってブランドを辞めてしまえばそこで終わり。

大好きでずっと関わっていたいと思っているブランドだって
貢献度は給料反映されない。

このブランドが好きなんでしょ?
関わっていられるだけで幸せだよね、
あなたはそこの販売員として選ばれたんだよ、
(だから薄給で働いてね)

辞めると言えば「逃げるのか」と責められる


画像1

だったら働きに対して給料を払えと言い返せ。

仕事を続けるも辞めるも自由なはず、
どうして罪悪感を抱かないといけないのか。

接客業が長いとあの手この手で言いくるめるよね。
でも負けるな、同じように話術はあるはずだ。

でも一番は、気持ちがなくなった。
やる気が出ない、これを言えば引き止められません。

それでもダメなら心療内科の診断書を提出しましょう。

不眠気味で食欲がなく突然泣き出したくなるといえばある程度の症状の診断書がもらえましてよ。

鬱症状は血液検査で判明するものではないし言ったもん勝ちですわ。
会社も心療内科の診断書には文句言えないしね。

画像2

アパレルの販売員って将来性ありますか?

私はこのブランドが好きなんだ!と職にしがみついている、それはそれで良いと思う。

ただ私のように、35歳で無職になった時、
どこにも就職できなかった思いをしてほしくないとも思う。

個人買いをしてお給料を会社に返納して
好きなブランドの服をプロパーで買えない、
友達と旅行に行くこともできない、お盆やお正月に帰省できない、
有給はあるけど使えない。

5年、10年在籍しても昇給はしない、店長より上のポジションはない。

アパレル業界は復活できる!と経営者ポジションの方々は言っていますけど、

嘘をつけ、と私は思う。