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夏至の日は短い夏のプロローグ

「長い冬」そんな北海道のイメージは覆され,「短い夏」がわたしの中で着々と根付いてきました。

午前3時半にもなるとうっすらと明るくなる空に、4月くらいから4時過ぎには1度目覚め、その後はほとんどウトウト。
夜は20時近くになっても西の空には濃紺の下にオレンジ色が残る。

6月も半ばを過ぎた今も昼間長袖で過ごせるし、就寝時もつい最近まで毛布と布団に長袖のパジャマで真冬と変わらなかった我が家。

ようやく睡眠中に暑くなって布団を避けるようになりましたが、すっかりしまうことはできません。急に冷える日もありますからね。

冷房も今年はまだ1度しか点けていないし、除湿も洗濯が乾き辛い時に少し使ったくらい。

そう、我が家は1年中部屋干し…

北海道に移住することを決め、部屋探しをしていた時に気づいたのが、賃貸のアパートにベランダのある部屋が少ないこと。

ちょっと残念に思ったのですが、夫曰く
雪が降ると外に干すことができないし、そんなに重要な設備じゃないんだよ
と。

というわけで部屋干し生活をして4年が過ぎましたが、全く問題ありませんでした。
日当たりが良いので晴れている日は早く乾くし、埃っぽくなることもない、雨を心配しなくても良い。陽が射さない冬の日もヒーターや暖房を入れるので自分が温まりながら洗濯物も乾かせます。

ちょっと忙しいのは、陽の当たる場所を追いかけて洗濯物を動かすこと 笑
家にいるから尚更気になるのですが、お日様の動きは本当に早いのですよね。
そしてね、部屋に入る陽の傾きももちろん春夏秋冬変わるのでそこもポイント。

編みぐるみとテディベアを洗って干したら日光浴してるみたい

冬はここの窓から低い位置に良い感じに陽が入るけど、夏に向けてはこっちの窓の上の方から入ってくるから…
なんて私の光と影の観察は写真を撮るときだけじゃないのです。

この時間の光と影が好きな早春の午前中

さて、夏至の日をすっかり忘れていて、気づいたのは前日のこと。
まだまだ日が長くて、朝も早く起きてしまうし、夕焼けを見に行きたいけれど時間が遅くなっちゃうな… とのんびりと思っていたのに。
なんだか急に焦り出す。

あ。夏、短いじゃん。

数年前、川崎大師の風鈴市で見つけた
OIGENの風鈴には折り紙で作った短冊をつけています

6月20日、夕暮れ時。
風鈴を出して窓辺に吊るしました。
まだ長袖のパジャマ着て、毛布で寝てるんですけどね 笑

吊るした瞬間から夕風が心地よく風鈴を鳴らし、夏至の日の朝も「リーン リーン」と青い空に響く。

〜夏至〜
夏の盛りに向かう頃。
一年の中で、太陽は最も高い位置に昇り、昼間の時間が長い日。
この日を境に、冬に向かって少しずつ昼間が短くなっていく。


北海道はようやく紫陽花が色付き始めました。
まだあまり肌で夏を感じられてはいないけど、景色は夏色に変化しています。

夏が始まる合図は、私にとって短い夏の序章に過ぎないけれど、始まったらあっという間の夏の色を、今年も濃く残せますように。

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