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思い出フィルム/春の伊豆へ小旅行 

関東を離れる少し前に知った温泉宿があります。
1度目は秋に宿泊し、とても気に入ったので春に2度目の宿泊をしました。

気に入っていたのは各部屋に内風呂と露天風呂の2つが付いていること、お値段が比較的優しいこと。
客室全6室は離れになっていてプライベートな雰囲気でとても静かに過ごせるこじんまりとした宿でした。

春の宿泊は桜の時期。
宿の近くに桜の名所があると知り、ますますワクワクとした気持ちは晴れを願うばかり。

そこは自慢の晴れ女が、2日間に渡って桜日和を発揮です。
(撮影はフィルムカメラ NikonFE2 とOLYMPUS ACCURA ZOOM です。 )

THE ROYAL EXPRESS が停車していました

横浜駅から踊り子号に揺られ、伊豆高原駅を降りたら、早速お出迎えしてくれたのは桜並木。歩いて目指すのは桜の名所です。
もうここの桜並木だけでテンションが上がりますが、坂道にも息もが上がる2人。

空気まで桜色の並木道

春の花たちを堪能しながら、到着したのは「さくらの里」。
約40000㎡の広大な敷地に約40種類・1500本の桜の木が植えられていて、9月から5月まで様々な種類の桜を楽しむことができる「桜の名所100選」に選ばれている場所です。

ん? 9月から5月? 
桜って春からじゃないの?

と二度見して調べてしまいましたが、9月から1月にも十月桜や三波川冬桜という品種が咲くそうです。
その後はもう早咲きの寒桜や河津桜などが咲きますもんね(もはや早咲きなのか遅咲きなのか分からなくなってきましたが)。

冬に桜だなんて…
北海道に住んでいると、本当に異国のように感じてしまうものです。


ここから暫し「さくらの里」の写真を載せていきますね。

何枚も撮っていましたが、忘れもしないお出迎えはこの大きな桜の木。

白い桜は大島桜。私が分かる品種は数少ないですが、数多くある桜の中でも色や大きさで分かりやすいのはこの大島桜。
葉の表面に産毛がないので、塩漬けや桜餅に利用されているのですね。

4月初めだったので、ソメイヨシノは咲き終わっていたのか、花の小さな桜たちが多めです。

桜の向こうには大好きな大室山
八重の枝垂れ桜も大好き
どんな写真、撮ってたのかな
こんな写真かな
売店で見つけたミカンサイダー


屋台が並ぶ中、桜ソフトクリームの旗も発見。桜味に目が無い私はもちろん並んで購入してみました。
バニラ味のソフトクリームに桜風味のジャムのようなものがかかっていて、想像と違う〜… と思ったことは忘れません。笑

大きな椿の木の下で

はらはらと舞う桜の花びらもとても綺麗で、スマートフォンで沢山撮っていました。

1日目にして胸いっぱいになった「さくらの里」。
広い広い春の風景は夢見心地にしてくれます。
2日目も夢のような桜の風景を思う存分に楽しんだのでした。

2日分の桜を振り返った後は、温泉宿「善積」さんの記録です。
1日目は夕暮れ前に宿に着き、明るいうちから露天風呂に浸かってゆっくりと夕食を楽しみました。

そして2日目の早朝。

柔らかな春の朝陽を浴びながら、露天風呂に浸かりました。
少し前に進むと大室山や海が見えるのですよ。

内風呂にもぽかぽかな朝陽。

朝食です。
夕食は少しずつ部屋に運んでこられましたが、朝はどーんといっぺんに。
確か、近郊の海で採れたお魚数種類の中から選んで焼いていただくことが出来ました。おかゆさんに卵焼き、大きな梅干しに湯豆腐などなど。
家での朝食は少なめな我が家ですが、こうして泊まるといつもの倍以上の量を美味しくいただけてしまうものですよね。

夕食はスマートフォンで撮影していた献立を見ると「春菜夕善 卯月お献立書かれています。
筍や桜、タラの芽などを使用した春のお料理はとても美しくて、写真を見ながら暫し思いを馳せてしました。
花より団子…。

宿の食事はお腹いっぱいになり過ぎることも少なくないのですが、こちらは夕食も朝食も程よい量で、そんなところも好きな理由の1つだったりします。

スプーンまで桜がモチーフ

のんびりと宿を後にしたら、秋に続いて大室山へと登ります。
足が地面に付きそうなくらいの高さのリフトに揺られ、山頂までは6分で到着です。

山頂からのさくらの里の眺め。
パノラマ撮影機能が付いているフィルムカメラを持って行ったので、雄大な景色を望める山頂ではパノラマ写真多めでした。

大室山は標高580m、直径300mのすり鉢状の噴火口をもつスコリア丘(火山の噴火によって形成されたお茶碗をひっくり返したようなかたちの山)。
表現するとしたら、綺麗なプリン型をした山かな。
航空写真で見るととってもキュートです。

お鉢を一周は約1km

プリン型の真ん中(カラメルの部分)は丸く繰り抜かれていて、そこにはアーチェリー場があります。

アーチェリー場はスマートフォンで撮っていました
お鉢巡りをしながら眺めた伊東市街や相模湾の景色


またこの時期に泊まりに来たいね。と話しがら帰りました。

その年の秋、私たちは北海道へ移住しました。

もっと前からここへ来ていれば良かった。
何度もここへ来たかった。
移住が決まって、そんな風に思うことは他にいくつもありました。

また行こうね。

毎年春になると恋焦がれる、そんな素敵な場所へ。

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