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【開催報告】森と畑の子どもキッチンプログラム〜TANE〜3期生修了式
2022年2月から始まった3期生。予定の半年から少し伸びて8月11日に修了式を迎えました。
8ヶ月の歳月
3期生の印象に残っていることは2つあります。
ひとつは年齢の幅がすごく広かったこと。(スタート時点で)最年少は1年生、3年生2人、5年生、6年生2人、高校3年生まで計7名で始まりました。
年齢は上から3人が女子、あとは男子、という比率。
毎年小学生だけが対象だったのが、終わる頃には中学生と大学生もいる、という今までにない構成となりました。
もうひとつ印象に残っているのはプレゼンが予定通りに終わらなかったこと。
本来は半年で終えるプログラムで、プレゼンも2回を予定していたわけですが、今回は2回目のプレゼンが通らず、3回目でやっとOKがでて、8ヶ月かかりました。
ですがそのおかげで2ヶ月伸びたのがよかった。
男女比の特徴や年齢差が影響したのか、最初は率先したい子が遠慮していたり、真面目なのか不真面目なのか照れ隠しなのか・・言いたいこと言って場を混乱させたりと、とにかく何ひとつまとまりませんでした。
使う野菜や使うパンの種類、味の方向性といった大きなポイントを決めたくても全く決まる様子がなくて(言いたいこと言う子、遠慮して言わせたい放題にさせて黙っている子、興味関心をもてない子などなど)
「おおおおお・・・・今年はどうなるかねぇ」
と苦笑いの日々でした。
それでも「これぞプロセス」と信頼するのが私の仕事なわけで。笑
なので、修了式に商品となったものを食べた瞬間、笑いがこみ上げてしまいました。
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笑っていますw
「佑紀さん、その笑いは何?」ってお母さんに聞かれたのですが
「いや〜、あの日からよくぞここまで仕上がったなと思ってさー。
すっごく美味しいじゃん!!
いや、自分たちで考えたんだけど!
あの日には全く想像できなかったもん〜笑笑
あんな状態からこんなおいしいものが出来上がるなんて、びっくり面白くなっちゃって・・・」
と。。。。
なんて言うか、
よくやったな、と、よくできたな、と、これだから子どもキッチンプログラムは面白いんだよ!とまぁ・・・いろんな思いが走馬灯のように巡りまして、「あっはっはっは!」という笑いになりました。
それにね
8ヶ月もあれば
人ってスイッチ入れられるんだ、って思いました。
少なくとも子どもは
8ヶ月もの時間があれば
熱量上がるんですよ。
でね、その熱量って
どうやら
徐々に上がるもんじゃないらしい。
そのきっかけが
2回目のプレゼンが通らなかったことだったと思います。
彼らなりに(そう、ここがポイント。”自分達なりに”)頑張ったわけです。
で、イケると思った。(私は五分五分と思っていました)
けど、いけなかった。OK出なかったんです。
チーーーーーーーーンってなったけど
でもそれが現実で
それが本来の厳しさで
それが「本物」への道なんですよ。
自分なり、じゃだめなことがあるんだよね。
妥協がない
本当のことをやるって
自分で思っているよりギア一段上げないといけないんだ、っていうのを
無意識に感じただろうと思うんです。
ほとんどの子が
「ま、いっか」で許される年齢でもあるけれど
許されない世界を見れたことは
これから先の人生で
何かにつけて思い出すんじゃないかと思います。
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計画通りに行かないこともある
そして2回で通るつもりでいたプレゼンが通らなくて
さて、どうする?
続ける?あきらめる?と問われたのです、子ども達。
「自分でどうするかきめて良いよ」と。
もちろん親御さんにしてみたら
「最後までやろうよ(やってよ泣)」なんだけど
そこは子どもに選択を任せ、尊重するように伝えました。
そして最終的に全員の子が「続ける」選択をしました。
(ひとり悩んだ子がいました)
何事も計画通りにいくわけじゃないんだ
いかないこともある
いかなくても続けていい
レールに乗って「こなす」のではなくて
期限で終わらせるが目的じゃなくて
自分で生み出す、出し切ることの方を大事にしたり
時間がかかってもやり切ることを選択したり
妥協させてもらえないプロセスを味わったりできたことは
この効率・スピード重視の世の中で
すごく貴重な機会だったように思います。
時間がかかったって
自分の中の本当を本氣になって大切に扱うこと。
これを知っていたら
自分自身の扱いや自分の思いの扱いが変わるよね。
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100個完売です
実績としてすごいことですよね。
100個ですよ、100個。
パン屋さんで100個売れるって
すごいことです。(つくってくださったいちあんさんにも深謝!!!)
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ありがとうございました!
しかも、13日・14日(これを書いているのが13日)に
限定再販が決定しました!
「もっと食べたい」「また売って」という
リクエストのお声をくださったみなさん
ありがとうございます!!!
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そして「あー、よかった」で終わらないのが私だったりいちあんさんだったりもします(笑)
自分たちで生み出したこと、ものへの価値を
もっともっと実感してもらえるプログラムにしたいね、と話をしました。
保護者の方からも
「せっかくだから続きの学びの場も」という声も上がりました。
この社会情勢も加味して
子どもたちの企画開発で終わらせているのですが
「生み出す」ことの価値
これは貨幣価値も含めてだけど
もっと味わえる企画にできたらいいなと考えています。
それに
この「生み出す」その先の「対価を得る」をみていたお母さん達もすごく興味を示しているので
おとなのキッチンプログラムも密かに検討中です。
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とても大切にしているプログラムです
野菜を売ったり
企画してプロフェッショナルに提案したり
もちろんそれでもかなり多くの学びがあるのですが
もっと深く濃いものもできそうな氣がしています。
別ページに
保護者の声を改めて掲載します。
>>少々おまちを。。。。
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感激です!!!
▼2023年春スタートの4期生の募集は年明け行います▼
今のあなたのために。あなたの次世代のために。採種や栽培、堆肥づくりに必要な資材を買ったり、本当に心地よい環境にするために使わせて頂きます! 応援ありがとうございます♡感謝します☺︎