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未熟な僕が描く点線

時代を彩るのは 熱帯魚なんだと
交差点を渡りながら
ふと気付いたのは 僕の事だろう

味気ない日常の中で
誰かに話したかった 形の悪い想い出と
夜のベンチに座った 顔の思い出せない僕と僕達

いつもそうだった
注釈や説明や傍線やルビを好んで
本当は そうだと 誰も言っていないのに

言われた気になっていることを信じた