未熟な僕が描く点線 34 雨の真夜中 2024年3月11日 20:49 賢志くんは旅に出るのだと言って大きな鞄を持って 歩き始めたその重さは尋常ならざる様子で玄関から 少しも離れない所で賢志くんは力尽きたすると賢志くんは鞄から大変 立派な安楽椅子を取り出し腰掛けて言ったあヽこの椅子を持って来て 本当によかったそうでなければ僕は絶望していたかも知れない薄っぺらになった鞄を賢志くんは ひょいと掴み膝掛けに代えた ダウンロード copy この記事が参加している募集 眠れない夜に 68,301件 ほろ酔い文学 5,967件 #日記 #ひとりごと #眠れない夜に #記憶 #ほろ酔い文学 34