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未熟な僕が描く点線

全てのことの断片を記録することが
結局は人生を考える事なんだ
と、言っていた彼は鯨に食われた

僕は葬儀で 鯱の方が良かっただろうなぁ
と、考えていた

それで僕は棺に二十三冊の暦を投げ込んだ

また会おう 賢志くん

鯨の胃袋の中の雑然とした
全てが解決した端で