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信頼できるメンターを探す ー人生が豊かになる7つの方法 その5ー

 私の文章を読んで、さらにスキをしてくださり本当にありがとうございます。スキをしていただいたおかげで続けてこれています。心から感謝します。
 あれよあれよという間にその5まで、きてしまいました。どうか今回も大きな心で見守るように、読んでくださればと思います。




 この世界を生きていく上で必要なもの、またあれば間違いのないもの、それが『メンター』です。
 もちろん私にもいます。笛の師匠です。『メンター』がいる人といない人とでは、人生の差が大きく異なります。豊かさも変われば目標も違ってきます。それほどに人生で『メンター』という存在は大きいのです。


まずは探す


 なぜ『メンター』が人生で大切なのか?
 それは『メンター』がいることで、自分を律することができ、さらには正しい方向へと導いてもらえるからです。『メンター』がいることにより、自分の間違いを正し、修正できるのです。だから、『メンター』というのは人生で、とても重要なのです。

 ただ、『メンター』というのは簡単には見つかりません。これがもどかしいところではありますが、だからこそ『メンター』なのでしょう。
 誰を『メンター』にするのかによって、自分の人生も左右されることになります。ですから誰でもいいわけではありません。きちんと選ばなくてはいけないのです。
 しかし、だからといって『メンター』が何処にでもいるわけでもないので探す必要があります。『メンター』といつ出会うのかも分かりません。まさに「運次第」というヤツです。とはいえ、探さなければ見つかりませんし、現れもしません。常にアンテナを張って探さないと出会わないのです。



先入観を捨てる


 
 探してアンテナを張っていれば「この人かも?」という存在が現れます。とにかく探すことが肝心です。
 ただし、探す上で注意すべきことがあります。それが「先入観」です。この「先入観」というヤツは実に厄介なものなのです。人にとって、何をするにも邪魔な存在でしかありません。
 「先入観」があるおかげで見えるものが見れず、正しく理解できたことが間違った解釈をしてしまう。どんなことにも「先入観」は邪魔にしかならないのです。
 この「先入観」があると、絶対に『メンター』は見つかりません。というよりも見つけられない。だから「先入観」は捨ててください。邪魔なものです。『メンター』を探すには見た目や職業、地位や肩書きといった、目に見える分かりやすいもので判断してはいけません。1人の人として真っ白な目で見なければ『メンター』という存在は見つからないのです。


自分に合うかどうか


 『メンター』は最初からメンターとして現れるわけではありません。自分が『メンター』として、初めてメンターになります。また『メンター』の形をしていないかもしれません。違う形から『メンター』となる場合もあるのです。
 私の場合も最初は笛の先生でした。習いごとの先生です。そこから、笛の技術を教わるだけでなく人生のあらゆることを教えて下さり、私が『メンター』だと気づいたのです。
 こんなふうに自分では思いもよらぬ人が『メンター』となることもあります。その人が他の人とは違うことを話し、正しい道を示してくれることに気づいた時、あなたにとってその人は『メンター』となるでしょう。
 その人はすでに誰かの『メンター』であるかもしれませんが、必ずしも他の人の『メンター』があなたの『メンター』になるわけではありません。また、自分の『メンター』が他の人の『メンター』となるわけでもありません。それぞれ自分に合った『メンター』が存在するのです。
 『メンター』となり得るような人は皆、同じようなことを違う言葉を使って伝えます。ですから、同じように他の人とは違うことを話し、正しい道を示されても、あなたが合わないと感じれば『メンター』とはなりません。自分に合うかどうかというのは、すごく重要になってきます。
 だから誰でもいいわけではないため、『メンター』という存在を見つけるのが難しいのです。『メンター』と出会うことは奇跡に近いのかもしれません。それでも諦めずに探す人に『メンター』は現れるでしょうし、見つかると信じます。


信じて突き進む


 『メンター』が見つかれば、信じて付き従う。100%間違いないと信じるのです。
  他人からは不思議に思われると思います。なぜなら、他人にとってその人は『メンター』ではないからです。あなたが盲信しているように見えるかもしれません。ですが、そんな他人の意見に惑わされてはいけません。
 『メンター』の言う事を100%信じて行動すると、『メンター』は常にあなたを正しい道へと導いてくれるのです。引っ張られるのではなく、道の先を照らしてもらえるのです。
 照らされた先の道を見て、自分がどの道を進むのかを選んで行くのです。選ぶのは『メンター』ではなく、あなた自身、自分で選ぶのです。未来は放射線状に拡がっていて、どの道を進むのかによって人生が変わります。どれも間違いではなく、自分がどうなりたいかによって進むべき道が変わるのです。
 
 最初のうちは『メンター』の言っていることを理解ができないこともあるでしょう。しかし、自分自身が成長し、物事を悟っていくと分かるようになってくるのです。後々になってから、「ああ、あの時の話はこのことか」と納得する時が来ます。
 『メンター』は先の先の話をしている時があるのです。だから今、分からないことでも信じて突き進むと、いずれ理解できる日が来るでしょう。
 
 ただし、『メンター』を「神様」のように扱ってはいけません。たとえ『メンター』といえ、人間であるということを忘れてはいけないのです。
 『メンター』は全知全能ではありません。もし『メンター』を「神様」のように扱い、妄信したならば、その時点で間違った方向へと進んで行ってしまっています。全てのことを「メンターが言ったから」と、自分で決めず「メンター任せ」になってしまうのです。
 『メンター』とは、あくまで指針です。自分自身がブレないための道しるべであって、頼るものではありません。『メンター』から話を聞いて、自分自身で選び、決断していくのです。そのうえで進もうとする道が間違った方向へと進んで行っていないかを『メンター』に確認するのです。決して妄信してはいけません。
 時には、いい意味で『メンター』を疑うことも必要かもしれません。少し距離をとり、客観的に見るといいと思います。絶対に『メンター』を「神格化」してはいけません。


『メンター』になれない人物


 『メンター』はどんな人物だろうと、あなたが『メンター』と定めたなら、その人は『メンター』となります。しかし絶対に『メンター』になれない、してはいけない人物がいます。
 それは「親」です。
 親は決して『メンター』にはなれません。またしてはいけません。なぜなら、親子には「甘え」があるからです。

 親というのは、我が子がこの世で一番に可愛い。そして心配な存在でもあるのです。だからこそ、我が子に正しい道を通ってもらいたいと、様々なことを教えてくれます。しかし、可愛さ故に過保護になってしまうのです。
 人が成長しようとする時、ただ黙って見守るしかない時があります。怪我をしようとも、間違っていようとも口を挟まず、その間違いに自分自身で気づかせる。こういう見守りが必要な時があるのです。
 そんな時に親はどうしても「親心」が出てしまいます。怪我をしそうになると、手を出し危険を知らせる。間違いを間違いだと教えてしまい、自分自身で気づくことが大事にもかかわらず、手助けをしてしまうのです。
 親の愛情が勝るのでしょう。子もまた、無条件にその愛情を受け取ってしまいます。けれども、この過保護が本人の成長を阻害し、災いになるのです。
 だから、「親」は『メンター』になれませんし、してはいけないのです。「親」以外で『メンター』を探す必要があります。


必ず現れる


 自分にとっての『メンター』となり得る存在が多くいる、という人もいるかもしれません。しかし、信頼できる『メンター』はたった1人でいいと思います。たった1人で十分なのです。
 なぜなら全てのことは繋がっているからです。どの道も最終的には、みな同じところにたどり着く。言い方や教え方、表現が違っていても、みな同じことを言っているのです。それほど真理は同じところにたどり着きます。
 ですから、多くなくても1人で十分なのです。ビジネスの『メンター』、遊びの『メンター』、人生の『メンター』など物事によってメンターがいる人もいるかもしれませんが、たった1人見つかれば問題はありません。それよりも大事なことは、その『メンター』が自分に合っているかどうかです。

 自分の成長を促してくれ、無条件に教えを学ばせてくれ、正しい道へと導いてくれる、そんな『メンター』かどうかが大切になります。耳障りの良いことだけを言うのではなく、間違いを指摘し正しい方向へ修正をしてくれる。それが本当の『メンター』です。
 そのためには「先入観」を取り除き、きちんと見極めることが必要です。たった1人の信頼できる『メンター』と出会うのは、本当に奇跡に近いと思います。恋人を見つけるよりも難しいかもしれません。しかし、探さなければ見つかりません。
 もしかすると、もうすでに出会っていて自分が気づいていないのかもしれません。感覚を研ぎ澄まして探すといいでしょう。「この人かな?」と思う人に出会ったなら、全力で信じてみて見極めればいいと思います。もし違う思っても、また探せばいいのです。
 探せば必ず見つかります。自分だけの『メンター』となり得る人に。「必ず現れる」と信じて。




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