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カナダでの話題選びの順番は日本と逆なので気を付けてね

こんにちは。
バンクーバーに住んで2年半になります。
最近バンクーバーの某大学でフルタイムで働き始めたというのもあって、日本人以外特に北米系の方と話すとき、どういう話題選びをすれば喜ばれるかがだんだん分かってきたので、ご覧になっている方の参考になれば嬉しいです。

人はどんなことに興味があるか


まずは以下の表を御覧ください。

天気、野球やスーパーボールなどのスポーツ観戦、趣味や旅行に行った場所、行ってみたい場所、おいしいレストランなどが外側。

家族、お金、年齢、将来、あとは人によって色々と違うとは思いますが、興味のコアの部分。一番関心がある部分が内側。

興味と悩みは紙一重

ここで注意したいのが、一番興味があること、というのは、悩みと直結していることが多いということです。
人は一日の無意識の考えのうち約70%ほどが悩みであると言われています。
つまり、よく考えていることは興味がある一方で悩んでいる方も多いということです。


バンクーバーでの話題選びのコツ

バンクーバーには、いろんな国の人がいて、いろんな宗教の人がいて、色んな恋愛観の方がいます。
なので、人の悩みの部分を刺激しないように、バンクーバーでは、外側から話題を選びましょう。
年齢とか、結婚しているかしてないか、子供がいるかいないか、の話題は、本当に仲良くなるまでは避けましょう。

また、エレベーターの中で、電車の中で、スーパーで、レストランで、スモールトーク(色々な場面で知らない人と話す機会があるとき)に、図の外側から話すととてもスマートな印象を与えられます。

日本での話題選び


日本でも図の外側から会話がはじまることも多いと思うのですが、どちらかというと、内側のコアな部分を共有する機会が、バンクーバーに比べて多い気がします。
個人的には、わたしも日本人なので、悩みを共有すると、ぐっと距離が縮まるかんじがしたりはします。どちらがいいとか悪いとかではなく、本当に文化の違いだと感じますが、なるべく人を傷つけないためには、やっぱり外側から選んでいくのがいいのかなと最近は思っています。

失敗談

わたしもたくさん失敗をしました。はじめてお邪魔したお家で、仲良くなりたいと思って、「そろそろ子供とか考えているの?」と興味の図の内側から責めて、ギョッとされたり(もちろんもうその方から2度目のお誘いはありませんでした)、みんながパーティー中にたばこ吸いに行って残ったわたしとその他の人で何を話せばいいかわからなくなって沈黙したり(タバコ、吸わないの?の一言で会話すればよかった)。

英語の文法とか発音とか、英語より、まずは適切な話題を選ぶこと。これがバンクーバーで人と関わるときに一番大切なんだってことをシェアできたら嬉しいです。


参考動画



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