雪のコンチェルト

純白の天使みたく
柔らかな 柔らかな雪が
私にゆっくり降り注ぐ
冬の夜風の冷たさが
純白の華と交わって
雪のコンチェルトが鳴り響く

我が身を焦がすような
行き場所のない情熱よ
天使の歌声のような
雪の清らかな旋律で
悲しみを天に昇華させ
濁りのない涙に変われ

雪よ 清らかな雪よ
天使の翼のように
純白で美しい雪よ
この冷たさはきっと
我が身を滅ぼすような
燃えるような熱に施された
愛の冷たさであるのだろう

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