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夜のひとりごと

夜の道路を眺めていて色とりどりのライトがとても綺麗で あれ、なんだか現実じゃないみたいだなってぼんやり思うときがあるけど 次の瞬間にちゃんと現実だなってクッキリする、その瞬間がとても好き

わかろうと思い合える相手とだけわかり合おうとすればいい、わかり合えない人と無理にわかり合おうなんてしなくても良いさね、だってそもそもわかり合おうとする定義からしてみんな違うんだもの

心の傷口から流れるのは血じゃなくて星屑だと思う、きっと光が漏れていくだけ

歌うように光を吐き出す人がいて、光を吐き出すように歌う人がいる

『人は堕ちる方が簡単で楽なんだ。堕ちずにいたり墜ちてから這い上がったりする方がよっぽど大変なんだよ。楽な方なんて誰でも容易くできてしまうものだからね、もしかしたら人は墜ちやすい方が初期値なのかもしれない。だからこそ堕ちずにいられることの方が魅力的でしょう』

風は見えないけど髪や服や木々が揺れる様とか肌に伝わる感覚とか音で風があるってわかる。優しさや愛や心も見えないけど何かしらの形になってたりしてあるのがわかる、あとはそこにちゃんと目を向けられるかちゃんと感じられるかどうかだけなのかなぁというお気持ち

空気に音はないのだろうけど、ニュアンスで言うと空気の音が好き。摩擦なのか振動なのか膨張なのかどれもなのかわからないけれど、空気の音が好き。風の音も好きだけど、空気の音も好き。季節によってなんとなく違く感じるところも好き

その人の思いや正しさをひたすらに強く主張するような言葉よりは、ぽたりと落としたような 気づいたらふんわり広がっていくようなそういう表現をする人の言葉の方が私は好きだしなんとなくほっとする

たまに心の中に花の種や苗を植えたり鉱石を置いてみたりするんだけど、ちゃんと手入れしてあげないと枯れて腐ってしまうし埃がたかって黒ずんでしまう。でもちゃんと手入れしてると美しさが心の中で満開になるしキラキラ輝くからやめられないんだよね


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