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胸板厚め・骨格ナチュラル四苦八苦の思い出

そろそろ服について書きたい、ということでファッションの話題。服で悩んだ思い出と、パーソナル診断の活用について。ほぼ思い出話。

「パーソナルカラー診断」や「骨格診断」「顔診断」など、服や化粧品の選びメソッドとして浸透して久しいこの頃。自身のタイプは把握している方も多いのではないでしょうか。

服が好きで、分析大好き!な私ももちろんやりました。プロ診断や本を元に割り出した結果「1st イエベ秋、2ndイエベ春」「骨格ナチュラル」「顔面アクティブキュート」というタイプでした。

個人的にはですが、「パーソナル診断」というのは、悩みが多かった人の方が助けになるものだと思いますし、かくいう私も相当悩んできたし助けられたと思う。

今回は、受けて良かったパーソナル診断、骨格ナチュラルの憂鬱、骨格ナチュラル制服の洗礼、骨格ナチュラルあるある、骨格ナチュラルいい時代になった。というところで全骨格ナチュラルの方たちに「わかるわ~」と呟いてもらえるかもしれないことについて書いていきます。


■受けて良かったパーソナル診断

「診断結果なんて気にしないで、自分の好きな色やデザインを着ればいいじゃん!」「服は着こなしてこそなんぼなんだから、タイプ別に分けて選ぶなんて野暮」

そんな言葉を聞いたことがあります。その辺は個々人の自由だと思いますが、自分の場合は「もっと早く自分のタイプを知りたかった!!」という感想です。

パーソナル診断を参考に服を選びたい理由は以下であり、タイプが解ったことで買い物の助けになったクチです。

①過去に失敗・後悔した服選びの原因を探り、似合う服だけを買いたい

②スタイルが悪く見える服は買いたくない。お金がもったいない。

③通販でも安心して服を買える知識が欲しい

④超絶似合わないデザインや色だけは買いたくない

似合わなければ、スタイルが良く見えなければ、素敵なデザインの服も好きにはなれない。というか台無しにしてしまうという気持ちを持つ。

逆に言えば、正しく服選びをできれば、「似合わなくない服」を選べるし、「スタイルが悪くなる理由」が解ればそれを補いカバーするスタイリングも考えられるわけです。

ただし、「似合う服」というのは骨格だけの要素に限らず、カラー、顔、キャラの部分も大いに影響するので、一辺倒になって選ぶと逆に失敗するということも肝に免じておきたい←失敗した人

そう、私は学生の頃から服には大いに悩み、失敗もしてきた。特にナチュラルは若いころに苦労するタイプだと思うし、10~20代半ばまではいわゆる「ウェーブ」タイプの人が似合うような、ミニスカ、Aライン、ゆめかわいいが流行ってしまっていたことも、今思えば悩みの原因になっていたのであった。ここからは、「若きナチュラルの悩み」を書く。

■制服よりもジャージが似合った骨格ナチュラル

骨格ナチュラルが人生で最初にスタイリングに違和感を覚えるのは、中学~高校にかけての制服を着る時期ではなかろうか。

制服というのは、「個」の反対のものである。横暴である。考えても見てほしい。宝塚の男役と娘役が同じ服着られると思うなよ。せめて染髪やパーマ可にしてパンツルックやカラバリやサイズも豊富に用意しとけや!と、思うほどにとんでもなく強引なシロモノだと個人的には思う。

制服の着こなしについては、元の素材でそのまま活かせる人もいれば、工夫して似合わせられる人もいれば、頑張ってもあんまりどうにもならない人もいる。そういう状況を無視して&知らずに制服に憧れ、裏切られるのがナチュラルが受ける最初の洗礼といえる。

後に知ることになるが、自分は「胸板厚め」「腰の位置高めで寸胴」「完璧上重心」のナチュラルタイプであり、かつ身長も平均以上の166cmまで伸びることになる。

そんな感じだったので、同級生と比べて明らかに肩幅が広い。ブレザーが何か四角いシルエットになる。くびれが少ない。なんか上半身が詰まって見える。膝の骨がでかい。体育の時「爽やかだね」って褒められる。などなど、「なんでかカワイイあの子と同じ風に着られない!」と万年悩んでいました。

因みに色の話をすると、自分は生粋のイエベなのでネイビーの制服も黒髪もイモく見える原因のひとつで、あらゆる面で制服とは不仲ともいうべき間柄であった。そして色柄素材的にもジャージの似合い方が群を抜いていた。一体どういうことなんだ。←当時の自分の声

ただ、当時はそうと気づかないながらも、ベージュのゆったりニットカーデや、超ミニスカにしたり期せずしてナチュラルが得意とする「Y字シルエット」、赤みのあるネクタイを選んでいた。そこはアレンジの幅を活かしてそこそこには見せられていたのかもしれない。

今洗礼を受けているかもしれないJCN(女子中学ナチュラル)、JKN(女子高生ナチュラル)も、昔よりもっとアレンジバリエーションは増えているかと思うので、制服と和解してハッピーになってほしいと思う。

■雑誌のマネができない骨格ナチュラル

自分が中高生の時、「non-no」のEMIちゃんや美穂ちゃんの「ボーイフレンドデニム」の履きこなしに憧れて色んなデニムパンツを試着した。

結果、EMIちゃんのようなデニムの落ち感が出ない。骨盤が一旦でっぱる。かといって美穂ちゃんのような丸みのあるマニッシュ感も出ない。

なぜって、あの時期の「non-no」で同じタイプだったのは、杏ちゃんだからさ。そう、パリコレ過ぎて参考にならない。

(今では「GISELe」という、素晴らしい雑誌がある。あれはあれで外人美女過ぎて参考にならないと思いきや、意外や「見覚えのある上半身」のモデルさんも載っている。ナチュラルさんは是非「GISELe」を読んでください。)

■骨格ナチュラル、いい時代と年齢になった

自分が20代のころは、「ギャル」とか「ゆめかわいい」とか、青文字赤文字とかその辺だった。ナチュラルに似合う潮流ではなかったし、ショート丈トップスに台形のミニスカートを履いた当時の写真など見るたびに「似合わないわ~」と思うところである。若いと似合わなくても着れちゃうのである。

20代半ばくらいから「ミモレ丈」。その後の「ロング丈」「マキシ丈」「ワイドパンツ」「エフォートレス」「ゆったりシルエット」「メンズ服ミックス」と、怒涛のナチュラル得意路線がトレンドとなり、自分も年齢と共に短い丈の服を着なくなった。

同時期に、パーソナル診断が雑誌などでも毎月のように目にするようになり一気に世間に普及した(その前からあったことはあった)。憶測だが人口が最も多いとされる「骨格ウェーブ」の方には難しい潮流であったため、スタイリングに悩む人が増えたからかなあとも考える。

その頃プロの診断によって、自分の骨格タイプを知って、今までしっくりこなかったスタイリングの謎の一部が解けた。

「シンプルだ」と思って買ったミリタリーテイストの無地のとろみシャツワンピが「ポケットもベルトも襟もボタンも付いてて、腕まくりできるボタンまでついて、ナチュラル向けの服です」と言われて、服を見る目が変わった。細部までどうなっているのか気づけるようになった。むしろ今まで気づけていなかった。

トレンドや年齢によって、服選びがしやすくなったこともあるが、目の付け所の幅が広がり、ファッションがより楽しくなったと言える。挑戦してみたい服も増えた。トレンドの取捨もしやすくなった。

歳をとると、似合わない服が余計に合わなくなる年齢になるというのは恐らく本当の話で、そろそろ良い大人の年齢になった今、より洗練された着こなしをするために、パーソナル診断を活用している。全ナチュラルさん、自分らがんばったよなあ…。

■次回、実践編

同じナチュラルでも需要あるかわからんほど胸板厚めな自分だが、パーソナル診断で得た知識を使っての服選びについても、今後書いてみたいと思う。自分用のメモでもあり、それを書くと同時に同じような方の情報収集もしていきたいと考えている。

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