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マニュアルを使いこなせない皆さんへ

マニュアルがあるとマニュアルを使うは別次元
私はマニュアル魔なので次々にマニュアルを作成します。
試作版段階で皆さんに見てもらうようにしているのですが、
そうすると、そのマニュアルならもうあるよ! 
と答えが7割ほど返ってきます。

これはものすごくおかしなことです。
マニュアルがあるにもかかわらず
それが周知されていないということです。

周知されていないマニュアルに意味があるでしょうか?

さらにマニュアルがあるのに
何で仕事を教えてくれる時に
これを見せてくれなかったんです? 
と聞くともっといいやり方があるから、とか
これもう古いからとか返事が返ってきます。

マニュアルに書いてあるやり方以上に
いいやり方があるのだとしたら
それはもうマニュアルではありません。
しかもマニュアルを更新していないということは
オペレーションマネジメントができていないということです。

このようにマニュアルがある、作ることはできても
使えていない人が実はかなりの数存在します。

なぜマニュアルを使えないのか?

この発想の根底にあるものは上記記事と同じく、
みんながやりやすい方法という発想です。

みんながやりやすい方法を語る人の多くは
自分がやりやすい方法を語っています。
偏見だと言われてしまうかもしれませんが、
これまでの私の経験上、みんながやりやすい方法を主張する方に、
じゃあみんなってのはどこからどこまでの範囲をさしていて
どの程度の賛同を得ているんですか? 
と聞いたらそういうことじゃないだのなんだのと
謎理論を展開されます。

みんながという以上は少なくとも
多数決程度のデータは必要なはずです。
それがないにもかかわらずみんなが、と主張するのは
自分の主張を正当化したいだけにしか感じられません。

つまり、マニュアルを使えない人は
自分がやりやすい、自分にとって都合がいい方法を
人に教えているのです。
もちろんその方法は実際に合理的であることも多々あります。
しかし仕事を教わる側からすると
人によって言ってることが違う、ということで
不信感を持つようになります。

マニュアルは使うものです。
作って終わりではありません。
この考え方をどうやって今の職場で広めていくか、
頭を悩ませているところであります。


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