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「品位・情熱・結束・規律・尊重」

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

この記事は、息子が高校ラグビーの大事な試合、
あこがれの花園出場を決めるための試合の日の早朝に書いています。
記事がUPされるころには、すでに結果が決まっているでしょう。

息子は小学校2年生のときにラグビーを始めました。
8歳の時です。なのでラグビーキャリアはすでに10年です。
子供のころは週に1回、山梨県のラグビースクールに通いました。
私は当時、社会人ラグビーの監督として、
毎週土日はほとんど家を空けていました。グラウンドに足を運び、
選手とチームの強化に、悪戦苦闘の日々でした。

息子と少しでも一緒にいたいと、ラグビーの試合や練習に、
よく帯同していました。本人も楽しそうに選手やスタッフに遊んでもらい、特にトンガの選手たちには面倒を見てもらっていたようです。
こういったところからもコミュニケーション能力が高まり、
相手を思いやる気持ちが養われていきます。

小学校高学年の時に、初めて試合中に脳震盪を起こしました。
救急車で搬送され、ラグビーゲームの激しさを、
身をもって体感したと思います。
プレー以外にも人間として成長を遂げています。
自発的に道具の準備や手伝いを行い、プレスキックの時の道具、
「キックティー」は彼がキックプレイヤーに寄り添い届けます。
ゴルフのキャディーさんのようです 笑。

ラグビーは激しいスポーツです。
しかし、紳士のスポーツとも言われています。

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「ゲームの原則」と、「競技規則の原則」を理解すること、
「World Rugby Value(ワールドラグビー・バリュー)」と呼ばれる
ラグビー独自の特性と理念を、
フィールドオブプレーの中でも外でも守っていくための
「ワールドラグビー・ラグビー憲章
(The World Rugby Playing Charter)」に、
ラグビーの5つのコアバリューとして紹介されている
「品位・情熱・結束・規律・尊重」という言葉があります。

この5つの言葉は、選手、指導者、トレーナー、メディカル、
レフリー、スタッフ、関係者、ファンの方々、
ラグビーに関わるすべての人々に共有してほしい価値観です。

「品位」とは、気品や品格、人品とも言い、
個人ないし特定の組織が礼儀や節度、人徳や気高さに富むことをいいます。「情熱」とはゲーム、仕事にむかって気持ちが高まり燃えることを、
「結束」には複数の人が同じ志のもとに結びつくこと、
「規律」は組織において守るべき基準を明確にすること、
「尊重」とは人や人徳に感謝することであり、
尊いものとして扱うことです。

これらの5つの言葉と、それぞれの持つ意味は、
ラグビーだけではなく企業、社会にも通じるモノです。
ひとつひとつの言葉を心に刻むことが大切です。


自身の心身を鍛え、相手を重んじる精神を育んで欲しい、
試合中は目を吊り上げて激しく取り組んでも、
試合終了と同時に目の前の相手と分かり合い握手を交わす、
その精神性こそラグビースピリットそのものです。

相手をリスペクトして初めて成り立つスポーツなんです。
試合が終わればノーサイド、敵味方関係なく健闘を称えあう、
そんな気持ちを大切に、成長していってほしいと思います。


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