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【YouTube】畳を作る動画

こんにちは。畳職人の樋口です。今回は、YouTubeに畳を作る動画を投稿したので、noteにまとめてお伝えしようと思います。

※主にこういった畳に関する記事は、私のブログの方に書いているので、もし興味がある方は私のブログの方も覗いてみてください。

▼ブログはこちら:https://phkkoomde.com/

板入れ新畳製作

板入れとは、框板と呼ばれる木材を畳の寸法に合わせて切って削って縫い付けます。そうすることで畳の角が立ち、敷き込んだ時に綺麗に見えます。また、框が痛まずに長く状態が保てるのもメリットです。

この動画では3分40秒程度の短い時間で撮り終えていますが、実際の畳作りには2時間以上の時間が掛かります。

有職畳とは違い、細かい作業よりダイナミックな作業が多く、手先の器用さよりも力(腕力や握力)が重要になります。

表替え作業

畳の表替えとは、痛んだ畳表を剥がし新しい畳表を張り付け、畳縁を縫い付ける作業のことを言います。

表替えでは「うわ綴じ」と言って畳を表に向けて縫いますが、新畳では伏せ框で縫います。

畳の框を縫って畳表を張り付けたら畳縁を縫い付けていきます。これはミシンでもお馴染みの縫い方である平刺し縫いです。上下に縫っていくだけの単純な縫い方ですが、畳の床が硬いと針が折れたりと厄介です。

畳縁を綺麗に畳んだら次は畳の隅を作ります。この隅作りは地味な作業ですが、畳製作の中ではとても重要なポイントとして注意している箇所です。

返し縫いとは、平刺しで縫い付けた畳縁を遊びが生まれないように縫い付ける作業のことで、手縫いでも3分程度、機械なら1分掛らないで縫うことができます。返し縫いが終わると畳表替え作業は終了になります。

縁無し畳を作る

縁無し畳とは、畳縁が付いていない畳のことで、若い主婦層に人気のある商品になります。

縁無し畳の作り方にはいくつかあって、熱で折り曲げる方法やローラーを使って折り曲げる方法、動画のようにペンチを使って折り曲げる方法があります。

どの方法でも綺麗に仕上げることが出来ますが、ペンチは一番融通がきくという理由で、私はペンチで縁無し畳を作っています。

最後に

ブログでは畳についてもっと詳しく書いていますので、気になる方はそちらをお読みください。最後に、noteで投稿している小説の方も今後とも宜しくお願い致します。

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