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日本人によくある英語の間違い(日記編)

日本語を英語に訳そうとすると、どうしても不自然な英語を作ってしまうことがあります。また、文法の知識を過剰適用して誤りを犯してしまうことがあります。私が今まで生徒の英語を添削してきた中で気づいた、典型的な誤りを例を交えてここで紹介します。

よくある間違い

日記では、『〜するために』というto不定詞や、『〜年ぶりに…した』などの表現がよく使われます。以下の英文は、誤っていても読んで理解はできます。しかし、厳密には間違えた表現になっています。一体どこが誤っているでしょうか?

以下では、誤りをそれぞれ指摘していきます。

『会う』の間違い

to meet は『初めて会うために』という意味で使われます。正しくは、to see や to visitが適切でしょう。

『〜するのは◯回目』の間違い

third time の後ろに to不定詞をおくのは、不自然です。正しくは、 third time going there. と表現するのが自然です。

確かに、I have no time to eat lunch. のように、timeの後ろにto 不定詞をおいて、『〜する時間』という意味で使うことはできます。しかし、first、second、などの序数詞がある場合は to不定詞ではなく、ing形が自然な表現です。

『〜年ぶりに…した』の間違い

正しくは、Three years had passed since 〜. または It had been three years since 〜. の形です。これらを混合してしまい、It passed three years since 〜. と言ってしまいがちです。

ハイフン( - )の使い方の間違い

ハイフンで結ぶ際には、単数形を使います。正しくは、65-year-oldです。

イディオムの前置詞の間違い

正しくは、in good health になります。She was 65-year-old, but she was still in good health. とbe動詞と対応しています。

『スキーをする』の間違い

skiは単体で動詞として『スキーをする』という意味で使えます。 正しくは、We skied at a neaby ski resort. になります。

誤りの訂正後

I went to Aomori with my family to see my grandmother. It was my third time going there. Three years had passed since I visited her. She was 65-year-old but still in good health. We skied at a nearby ski resort.

誤りの訂正後

このように書き換えると、より自然な英語での日記になります。

まとめ

日本人が無意識的にしてしまう英語の誤りを紹介しました。自分では正しいと思っていると、なかなか誤りには気づけません。参考になれば幸いです。


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