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教員の飲み会文化:お酌のマナー

そろそろ暑気払いの時期でしょうか。新社会人の方は、学生時代と同じような姿勢で職場の飲み会に参加すると、同僚や管理職に叱られます。飲み会は仕事の一環です。6,000円程の会費を払ってベテランを楽しませるという飲み会での若手の役割があります。ここでは、教員の飲み会文化に付いて紹介します。

お酌をして回る

職場の飲み会ではジョッキは出ません。全て瓶のビールかソフトドリンクです。なぜなら、お酌をすることが飲み会のメインだからです。

乾杯が終わったらすぐに席を立ち、瓶をもって若手は年長者から順に回ってお酌をしましょう。この時、『日頃の感謝にお酌をさせてください』とお願いしましょう。お酌をしたら、感謝を言葉にして同僚に伝えます。その場では、お酒が入っているため、日頃の至らぬ点を大声で叱られたりもするかもしれません。しかし、先輩を楽しませることが飲み会でのあなたの役割です。耐えましょう。

一通り話が終わったら、次の人へお酌をしにいきましょう。瓶を手に持っているとビールがぬるくなることがあります。適宜、瓶は新しいものへ変えましょう。ぬるいビールほどまずいものはありませんから交換するのです。

時間内でこれを繰り返し、職場全員にお酌をするのが飲み会でやるべきことになります。

注いでもらったビールはすべて飲み干す

お酌をしたら逆にお酌をしていただけることがあります。ありがたく受けましょう。また、その際に、注いでもらったビールは全て飲み干しましょう。生ぬるくなっていたり、お酒に弱い人はつらいかもしれません。しかし、飲み会も仕事のうちです。先輩を楽しませることが飲み会でのあなたの役割ですから、耐えましょう。

終了間際になったら自席に戻る

残り時間10分ほどになると全ての人にお酌も終わっている頃でしょう。ここで満を持して自席に戻り食事を食べましょう。食事はほぼ食べられ尽くしているかもしれません。席を外していても親切な同僚が取り分を皿に盛って確保してくれていることもあります。揚げ物などは冷え切っていて正直美味しくはないです。しかし、会場の予約時間は決まっています。残り時間が少ないので、急いでかきこんでください。昔は大量に食事を残してお開きになることもザラでしたが、近年はフードロス削減のために頑張って食べ切ることが推奨されています。つらいでしょうが、耐えましょう。

まとめ

飲み会の慣習について紹介しました。職場の飲み会は仕事の延長です。飲み会は職場の大切なコミュニケーションの場です。決して、自由に飲んで食べて楽しんでいいものではありません。特に若手は楽しむと言うよりも、上司を楽しませることが求められています。自分の役割を自覚し、勘違いのないようにしましょう。

なお、こんな文化が根強く残っているのは古い体質の企業や職種でしょう。教員の世界も、古い体質のままであることが多いのです。お気をつけください。

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