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悩みの種。 〜インドのケララで本場アーユルヴェーダを受けた話〜

※この記事はガールズトークです。
男性の閲覧とお食事中の方はご遠慮ください。

「どんなことに悩んでいるか、それがその人の大きさを示す」。
昔なにかで読んだことがある。
世界の紛争や貧困を憂う人。
環境問題に向き合う人。
日本の教育政策を愚民化政策だと悩む藤原正彦・・・・・・。

・・・目下私の大きな悩みは「便通問題」だ。
しかも世界のじゃなく自分の。情けない。

世界一周の旅に出て1ヶ月。出発時の体重、夫とほぼ同じ。
しかし暑さと湿気、よく歩き、スパイスを多く食べてる、こりゃ痩せられるチャーンス!と期待したのだが。
インド、ごはん美味しい。安い。カレーうまい。南インドはインドの中でもとくに料理が美味しいと有名。痩せるどころか、肌艶よくなってきてる。10年来の便秘もご健在。コーチンで謎の白いうんちが出て以来、もう1週間出ていなかった。
(1週間って男性は信じられない状況だろな。そう、相当驚いたのだ真っ白な便。うんこ界のアルビノ種?ホワイトタイガーみたいな?うんこの神?何かのお告げ?もしかしたら、人は一生に一度だけ聖なる白うんこを出せるのだが洋式便器が普及し誰も気づかなくなった。そのうんこを見たものは翌日から不思議なパワーが身につき・・・とか壮大な妄想が浮かんだが、とりあえず何のパワーも身についてない模様。)

そういえばここケララ州は、インドでもアーユルヴェーダの本場として有名。今いるバルカラという町にも施術を受けられる施設が多くある。

1時間くらいの体験ボディマッサージや、体験シロダラ(イメージ写真に必ず使われる額にオイルを垂らすやつ)もあるのだが、本格的にやるなら1ヶ月程食事含め徹底せねばならないんだって。
リラクゼーションというより治療に近いものらしい。

冷やかし半分、便秘も治るかな、半分で無料のコンサルテーションを受けてみた。
ドクター(と名乗るおっさん)と面談する。
「5日とか1週間とかのdeep treatmentを受けてみたくて・・・その・・・コンス・・・」
「constipation(便秘)?」
「そう!1週間出てないの」
「YOUの顔見たときから分かったYO!」
(別にこんなファンキーな喋り方だったわけではない)
えっ!便秘って顔に貼って歩いてんのあたし?!ハズい!

続けて、職業、年齢、睡眠時間、生理について、咳や間接の痛みの有無、好きな食べ物と食事パターン、一日に飲む水の量などを聞かれる。
答えるごとに「アハーン」とボールペンを振る。やっぱりね、みたいに。
イライラ。
おっさんは言う。「ピッタ」。
YOUの状態は深刻だ、1週間やったほうがいいと。
はぁそうですか。
(アーユルヴェーダの哲学では、万物は3つのドーシャ:要素に分けられ、ヴェータが空・風を表し、ピッタが火を表し、カパが水・地を表す)

まあ、漢方の先生に胃腸に熱持ってるって言われてたし納得。
だんだん、絶対やったほうがいい気になってきた単純な私。

そうね、勇輝がサーフィンのボードを10日間2500ルピー(約5千円)で借りたし、私も2000くらい使ってもいいな。

1週間でいくら?
「セブンサウザンド。」嘘だろ?
「tell me your バジェット」うーん、2000くらい・・・?
「はーっはっは。(よく分かんなかったけどオイルが超高いとかウン千年の歴史をバカにしちゃいかんとかインド人もびっくりとかなんとか?)」
とりあえず帰ります・・・・。
「OK。薬代込みで5日で4500ならいいよん。マダムだけに特別ね」
ハイワカリマシタ・・・。

かくして、こりゃダメだと思いつつ関心は膨らみ、勢いであと4軒回ってみた。
質問は大体同じ。脈を取ったり舌を見たりするとこもあり。
そして一様に「ピッタ」と言われ、5日で4500~5000ルピーだった。
しゅん・・・。5000ルピー(1万円)に怖気づく私。脱毛13万円現金一括払いの度胸はどこへ行ったのか。

結局2日ほど迷って、20代の青年医師の誠実で(若くて)、施術をする女の子が可愛かったNANDAVANAMって小さなとこに決定。
とりあえず3日(3000ルピー)やってみて、状態と希望でさらに2日、というスタイルで。
一番オイルを使うというシロダラが3日間毎回に入っているところも気に入った(他のとこではディスカウントの代わりにシロダラが1回ないし無しになったので)。

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(外観。綺麗で清潔なベッドでリラックス・・・みたいなイメージとは程遠い)

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(バンガロールの病院で働いていた話を何度も誇らしげにするドクターマニック29歳)

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(宜しくーと言ってるとこ。この男はマネージャーのヒダイ。俺もピッタだと。あっそ)

どうなることやら。。。


(MIWA)

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