後悔しないための生命保険選び
突然ですが、あなたは生命保険に加入していますか?おそらく、加入している方が多いでしょう。
なぜなら、日本人は他の先進国と比較して極端に生命保険が大好きな国民だからです。
では、今加入している保険の内容を詳しく説明できますか?
実は詳しく説明できる人はほとんどいません。なぜなら、漠然とした不安から何となく加入している人がほとんどだからです。
生命保険は、マイホームに次いで2番目に高い買い物だと言われています。そんな買い物の詳細を、自分の口で説明が出来ないなんて怖いことですよ。
今回は、
・生命保険に加入すべきか迷っている方
・現在生命保険に加入している方
に向けて、
後悔しないための生命保険選び
というテーマについて、元金融営業マンで保険の勉強を重ねてきたぼくの私見を述べさせていただきます。
結論としては、
・ほとんどの人は生命保険に加入する必要はない
・入るとしても、「掛け捨て型の安い保険」を選ぼう
という事になります。
1.生命保険に対する印象
ぼくは生命保険などの保険には加入していません。唯一入っているのは、アパートの賃貸の際に強制的に加入させられた火災保険のみ。
そのため、なぜか会社の同僚からは変人扱いされています。😅
これはやはり、保険は入って当然という先入観があるからでしょう。
彼らの言い分を聞いてみると、
・万が一のことがあったらどうするのか
・生命保険、医療保険は税金の控除もできるし、お得な面もある
・若いうちから入っておかないと、保険料が高くなるぞ
という内容でした。
これが日本人の一般的な感覚なのかもしれません。
2.入るべき保険の種類3つだけ
まず、入るか検討すべき保険は、基本的に以下の3種類に絞られます。
・生命保険
・火災・地震保険
・自動車保険
それ以外の保険(医療保険やがん保険、学資保険など)については、保険会社が収益を生むために作られた金融商品ですので、基本的に加入する必要はありません。
特に医療保険については、日本は世界最強の保険である「健康保険」に入っているのでそれに上乗せした保障は基本的に必要ありません。自分で保険料分を貯蓄に回した方が、最終的に手元に残る期待値は高いのです。
(※日本の健康保険には、高額療養費制度という素晴らしい制度があります。この制度については別の機会に記事にさせていただきます。)
生命保険については、万が一があったときに残された家族にとって損害額がとてつもなく大きいので加入を検討すべき保険になります。
ただし、
・家族(特に子供)がいることが前提
・必要であることが100%納得できる保険以外に入らない
・掛け捨て型でコストの安い商品を選ぶ
事が大切です。
安い掛け捨て型の保険であればネット保険で十分です。余計な機能がついていない特約型のないものにしておきましょう。
また、保険に加入する期間も、子供が独立するまでで十分だと思います。子供の独立後は保険を解約し、家族のために資産を積み立てていくことをオススメします。
ちなみに積立型の生命保険に加入している人も多く見受けられますが、実は積立型は保険会社が顧客からごっそり手数料を取るための商品です。そもそも「積立(資産運用)」と「保険」は別々に考えるべきものです。生命保険に加入するなら掛け捨て型一択です。
保険は所得控除を計算するうえで、一定額が加算されるというメリットがありますが、その恩恵以上にお金を無駄に払っていては意味がないですよね。また、年齢を重ねるにつれ保険料が高くなるのは、病気リスクが年齢とともに上がるためであって当然のことです。
いずれにしろ、保険はできる限り入らないことが一番良いのです。保険商品の内容を吟味し、商品の内容がいまいち分からなかったり、自分の口で説明が出来ない商品は加入を見送るか、再度検討してみましょう。
3.さいごに
さいごにまとめです。
🍝生命保険に加入する際の注意点
①家族(特に子供)がいることが前提
②100%納得できる保険以外には入らない
③掛け捨て型でコストの安い商品を選ぶ(オススメはネット保険)
④10~20年など期間を区切る(子供が独立するまでなど)
日本人の多くは、漠然とした不安から「保険」は人生で必須の買い物といった先入観があります。だからこそ「保険」は金融営業マンにとって、セールスがしやすい商品なんです。
とにかく生命保険はできるだけ加入しない事が一番です。本当に必要な保険だけ泣く泣く加入しましょう。
また、現在加入されている方も、生命保険で5,000円以上払っているなら、見直しを検討すべき保険かもしれません。一度ご自身の保険内容について確認してみましょう。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。😁
ではまた。
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