最短5分で作成したような求人ページを見かけた

どうも。東野京(ひがしのみやこ)です。

最近よく「最短5分で求人ページが作成できる」というCMを目にします。

今回は仕事中に見かけた求人ページについての所感を記していきたいと思います。

きっかけ

業務をしていて、とある企業の情報を調べる必要が出てきました。

インターネットで検索をかけたものの、公式のホームページらしきものがヒットしません。

小さな会社だとホームページを持っていないというのは珍しくありません。

それならそれで仕方がないのですが、できることならばホームページに相当するものを発見して少しでも情報を得たいと考えていました。

検索ワードから「会社概要」を外し、企業名のみで検索してみました。

すると、その会社の名を冠した一件のページがヒットしました。

本当に5分くらいで作っているのかもしれない

嬉々としてページを開いた私を待っていたのは予想外の展開でした。

情報が……何も……ない……!?

どうやら求人ページのようなのですが、社名と「応募をお待ちしております」的な文言しかありませんでした。

採用に関わる要件はおろか、連絡先すら記載がない状態です。

スカスカのページの最下部にはAir○ークの文字。脳裏に過ぎるCM。

どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。
私はその場に突っ伏しそうになるのを必死でこらえました。

手段を目的にしてはいけない

あのCMでは簡単に採用ページの作成ができるということを伝えているのだと思いますが、それは決して簡単な採用ページを作っておけば良いということではありません。

採用ページを作れば勝手に人が集まるわけではないので、その先を見据えた内容にすべきだと思います。 

目的は採用であって、採用ページの作成ではありません。

せっかく作成しても、ターゲットが求める情報が入っていない時点で効果は薄いでしょう。

人の振り見て我が振り直せ

今回の事例に限らず、手段が目的化してしまっていることって少なくないように思います。

私自身、アクションを起こすことを目的にしてしまっていることがないかと言われると、否定できない面があります。

日々の業務に忙殺されてしまうと、とりあえずやらなければ、という感覚に陥ってしまいがちです。

その先のゴールを見据えられていないとアクションの質も低く望むような成果を得られません。

今回の件は自身の仕事について見つめ直す良い機会になったと思います。

終わりよければすべてよし

とは言っても、まずやってみるというのは非常に大事ですよね。
動かないと何も進まないので。

100点のものを作ろうとして何も提出しないより、50〜60点でも良いからサクッと提出した方が良いというのはよく言われている通りだと思います。

大事なのはその後で、それを改善しているかどうかなんですよね。
PDCAのCとAの部分です。

50〜60点でもどんどん100点に近付けていければ良いと思います。
先程の採用ページに関しても、これから改善されれば全く問題ない訳です。

しかし、現実にはやりっぱなしになってしまっているパターンが少なくないでしょう。

そうなると50〜60点のクオリティのままなので、望む結果は得られません。

PDCAを回すと口にするのは簡単ですが、実行することは難しいですよね。

個人的にはPの段階でCの手順やルールなどをある程度決めておくと回りやすいのかなと思います。

おわりに

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
またどこかでお目にかかれたら幸いです。


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