優しいのか狡いのか

どうも。東野京(ひがしのみやこ)です。

皆さんは他者からどのような性格だと評されますか?

ポジティブな意見やネガティブな意見など、同じ人間であっても対する相手が異なれば様々な評価が得られるのではないでしょうか。

今回の記事では私が過去にある人物から言われた一言をピックアップし、自身の内省に繋げていければと思います。

他者からの評価

それなりの年数を生きている中で他者からは様々な評価をいただいてきました。

パッと思いつくものとしては以下のとおりです。
・怖い
・優しい
・律儀
・気が利く
・几帳面
・真面目
・不真面目

中には相反するようなモノもありますが、同じように接していても感じ方は人それぞれです。

また、評価者と私とがどのような関係性かという点も大きなポイントになると思います。

上記に挙げた中でも、優しいと評していただけることが多いように思います。

手前味噌で申し訳ありません。

自分にとって都合の良い評価だけが頭に残っているだけかもしれませんが、そこを疑い始めてしまうと話が進まなくなってしまうので今回は優しい人物だという事にしておいていただければと思います。


「矢印が自分向きだよね」

新卒で入社した会社の社長から、そのようなお言葉を頂戴した事があります。

皆さんの中には矢印を自分に向けるという言説を耳にしたことがある方もいらっしゃるでしょう。

矢印を自分に向けるというのは通常の用途としては何か物事を考える際に他責で考えるのではなく自責の念を持てという意味合いで使われるのでしょう。

その時所属していた会社ではこの「矢印を自分に向ける」というフレーズが幾度となく用いられていました。

その会社の専務取締役がそういった言説を好む人間でした。
ビジネス書などからそうした単語や概念を持ち込んでは社内に根付かせようと試みていたイメージです。

今回の発言における社長の意図はそれとは真逆でした。

私自身の優しさや気遣いは他者への施しではなく自身が利益を享受する為に行っているように見えるという意図のようです。

なるほど、そういう見方もあるのかと私は感嘆しました。
こうして記事にしようと思うくらいには今でも記憶に残っています。

確かに相手の為だよと言いながらその実態が自分の為なのだとすると良くない気持ちを抱く人も存在するのかもしれません。


私は狡い人間なのか

先述の社長からの一言は自身について考える良いキッカケになりました。

私個人としては特別利己的な気持ちで他人に接しているつもりではなかったのですが、結果的にそうなってしまっているのかもしれないなと思います。

意図的であろうがなかろうが、結果的に相手のためにもなっているのであれば問題ないのではないかと考えています。

相手にも自分にも利があるということであればWin-Winなので寧ろ良いことなのではと思うのですが、そういう方ばかりではないのでしょう。

他者に対して滅私奉公のようなスタンスを求める人間も中には存在するのでしょう。

私としては誰もが根本的には自分ファーストであるべきだと考えています。

自分勝手に生きて良いという訳ではなく、一人一人が自分自身を大切にしつつ他者も尊重していくべきなのだと思うのです。

他者に必要以上に配慮したり他者の為に自分を下げたりする行為は自身の人生の質を大きく下げてしまうのではないでしょうか。

情けは人の為ならず

ことわざにもあるように、行いは巡り巡って自分に返ってきます。

私自身、他者から見てリターンが大きく見えるのではないかと思っています。

人生で困難にぶち当たった際にも、たくさんの方々の助けで乗り越えられたことが有りました。

そうしたリターンの大きさから、そうした見返り目的で動いているように見えてしまうのかもしれないなと感じました。

おそらくですがそうしたリターン目的の情けというのは期待している成果を得られないものだと思います。

例えば所謂ヤリ目の男性に優しくされても嬉しくない女性の方がほとんどでしょう。

目的の手段としての優しさは相手にも意図が透けて見えるものでしょう。

自分のための優しさとはそういうものなのかなと思います。

私はそのように生きているつもりはないのですが、優しさや気遣いが利己的だと捉えてしまう人も多少は存在するのでしょう。

合わない人とは出来るだけ関わらないくらいしか解決策が見出だせない気がします。

生きるって難しい。


おわりに

ジョハリの窓の盲点の窓や未知の窓のように、私自身が自覚していない私の性質等があるのだと思うと、自分で分かっていないだけで利己的な側面も持っているのかなと思わないでもないです。

皆さんの目にはそんな私が映っているのかもしれませんね。

最後までお目通しくださった方、ありがとうございます。

またどこかでお目にかかれたら幸いです。





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