あの日あの時あの場所で君に会ってしまった

どうも。東野京(ひがしのみやこ)です。

かつて勤めていた職場での話を度々記してきたのですが、今回もそのパターンです。

ラブストーリーが突然はじまりそうなタイトルにしてしまいましたが、そういった要素は1ミリもありません。

良かったらお付き合いください。
暇潰しにでもなれば幸いです。


3交代制の会社で

当時勤めていた会社は、24時間営業の店舗を経営していました。

昼番、夜番、深夜番という3交代制で、基本的に時間帯異動がない限りは固定の時間帯勤務という形です。

その時の私は昼番勤務だったのですが、何かしらの業務都合で夜番勤務しなければならない日がありました。


せっかくなので

イレギュラーな夜番勤務となった日は特にトラブルなどもなく、淡々と時間が過ぎていきました。

終業が近付いてきたタイミングで、夜番勤務のメンバーの一人と退勤後にご飯に行こうという話になりました。

自分から誘ったのか向こうから誘われたのかは覚えていません。

たしか何処に食べに行くとかそういう具体的な話もなく、ただご飯に行こうということだけが決まっていたように思います。


声掛けの結果

とりあえずご飯に行くということが決まった時点で、他の面子にも声を掛けようという話になりました。

もう一人の同僚は即答で快諾してくれました。

またもう一人の同僚は呼んでもないのですが来ることになっていました。
(夜番の面々が遊んだりご飯に行くことになると、呼ばなくても毎回いつの間にか居るらしいです)

更に別の同僚に声を掛けたのですが、断られてしまいました。


牛丼屋に行くことになった

終業後、当初の予定通りご飯に行くことになりました。

その時になって何処に行くのかという話になりました。

しかしその店舗がある街は郊外であり、そもそも悩む程の選択肢がありません。

夜番の終わりの時刻は日付を跨いで少し経った頃であり、時間帯を加味すると選択肢は3択くらいまで絞られてしまいます。

優柔不断な方にとっては地方暮らしは何をするにしても迷う余地がなくて良いかもしれません。

結局、そこから一番近くてその時間に営業しているお店という理由だけで牛丼屋に行くことにしました。

せっかくの食事なのでもう少し前向きな理由でお店を選定したかったような気もしますが、何処で食べるかよりも誰と食べるかの方が大事だよと自分に言い聞かせます。


牛丼屋で見たもの

職場から車で3分とかからない程度の距離にある赤い看板の牛丼チェーン店に到着しました。

車社会なので飲み会でもない限りは現地集合現地解散です。

我々の車が駐車場に集まり、にわかに繁盛店のような様相を呈してしまいますが台数が多いだけで来店客数としては一組です。

駐車場で合流し、私を含む4名で店内に入ります。

所謂ワンオペ故か店員の姿はすぐには見つかりません。
厨房で他の客のオーダーを調理しているのかもしれません。

周囲を見回すと見知った姿が目に入ってきました。

そう、誘ったものの今回はお見送りとなった同僚です。

そっとしておくべきかと逡巡している間に同行者がもう声を掛けていました。

気まずい。あまりにも気まず過ぎる。

今まで食べた牛丼の中で一番美味しくなかったのはこの時ではないかなと思います。


何故こんなことになってしまうのか

先程記した通り、地方には選択肢があまり多くないと言えます。

何をするにしても何処に行くにしても行き先がある程度限定されてしまう為、何処で誰と遭遇するか分かりません。

限定された環境、限定された人間関係、否が応でも関わらざるを得ない環境という田舎の負の側面を感じてしまいます。

人付き合いに辟易してしまうタイプの方や人間関係に気を使ってしまうタイプの方は可能な限り地方に住むべきでないと思っています。

地方に良い思い出があまりないという事もありますが、私自身は都市圏の方が圧倒的に過ごしやすいです。

田舎に憧れたり地方移住を考えたりする方は、完全に移住する前に短期で住んでみたりして判断する方が良いと思います。


おわりに

今回の件は特に気にしない人は気にしない話だとは思うのですが、以下の記事のような出来事もあって私は田舎が苦手です。

しかし、素敵な土地や心優しい方々が住まう地も存在していると思うので、全ての地方や田舎を悪く言うつもりはありません。

最後までお目通しくださった方、ありがとうございます。

また何処かでお目にかかれたら幸甚です。








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