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小説

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記事一覧

【小説】 ゴート×ゴースト 第三話

第一話はこちら↓↓↓ 前回(第二話)はこちら↓↓↓ 先日の会見はなんとか上手く乗り切ったと…

東野京
5日前
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【小説】 ゴート×ゴースト 第二話

↓前回(第一話)はこちら 小説家や作曲家等のクリエイターに実はゴーストライターが存在する。…

東野京
12日前
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【小説】 ゴート×ゴースト 第一話

私には夢があった。 それは役者として食べていくことで、自分にはそうなれるだけの才能がある…

東野京
2週間前
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【小説】 こいコーヒー(後編)

前回の話はこちら↓ 【小説】 こいコーヒー(中編)|東野京 (note.com) ゆりなさんとの連絡は…

東野京
10か月前
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【小説】 こいコーヒー(中編)

【小説】 こいコーヒー(前編)|東野京 (note.com) 不思議な女性と解散してから気付いたのだ…

東野京
10か月前
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【小説】 こいコーヒー(前編)

高層ビルで聞いた、『このLサイズあります?』の声が耳から離れない。 彼女と初めて出会った…

東野京
10か月前
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【小説】 猛犬注意

不思議な家がある。 私の自宅から最寄駅までの道中にあるその家は新しくないようだが、古さを感じさせることもない不思議な佇まいだ。 それなりの規模の敷地面積を有しており、豪邸と呼んでも差し支えのない立派な家に見える。 表札には筆記体らしき文字が踊り、その横には『猛犬注意』と印字された無機質な白地の札が添えられている。 しかし、この家の前を幾度通っても猛犬はおろか犬の姿すら見ることはなかった。 犬どころか人の気配すら感じられず、空き家か別荘なのではないかと疑ってしまう程だ

【小説】 消しゴムマジック

「消しゴムマジックで消してやるのさ」 点けっぱなしのテレビからそんな台詞が耳に入ってきた…

東野京
1年前
1

【小説】 これをあちらのお客様へ

「お酒が……飲みたい……」 繁華街の雑踏の中、僕のつぶやく声は誰にも届かない。 バイトの…

東野京
1年前
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【小説】 あちらのお客様からです

「あー、飲まないとやってられない」 私は人気のなくなったオフィスで独り言ちた。 とっくの…

東野京
1年前
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【小説】 同級生が未来人だったかもしれない話

これは遡ること20年近く前の話。私は当時中学生だった。 私はどちらかといえば普通の範疇から…

東野京
1年前
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【小説】 もつ煮を食べたい

「もつ煮か……アリだな……」 私は他に誰もいない小さな部屋の片隅で呟いた。 やや生活感に…

東野京
1年前
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【小説】 名前を言えないあの人

親友と呼べる相手が存在すると胸を張って言えるだろうか。 私には心から親友だと思える人物が…

東野京
1年前
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【小説】 回る世界と舞台装置としての私

私はモブだ。この世界において、特筆すべき点のない有象無象の人間の一人でしかない。 人生という物語においては誰しもが主人公であるという論調を見かけることがあるが、私はそうは思わない。 この世界は壮大な群像劇であり、一部の名前を持ったキャラクターと大多数のモブで構成されていると考えているからだ。 人気があるキャラクターならば各個人にフォーカスしたスピンオフが制作されるかもしれない。しかし、極々平凡なモブに過ぎない私には縁のない話だ。 私は悲しくなるほど凡庸だ。運動や勉強や