見出し画像

キミはロボット (Twitter140文字小説)

 彼の体温は冷たい。
 私も平熱は高くないけれど、彼はもっと低い。
 手を握っても抱き締めても、温度は感じない。
 それは彼も同じだと言う。
 温もりがなにかわからないらしい。
 私が落ち込む時、励ましてくれる。
 側にいてくれる。
 それ温もりだよ。
 ヒトでなくても関係ない。
 キミは人だよ。

頂けましたサポートは全て執筆に必要な活動、道具などに使用させていただきます。是非、よろしくお願いいたしますm(_ _)m