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因果の罰 (140文字小説)

 イラついたときは「ボール」を蹴る。

 くそ課長め!

 帰るなり俺はボールを蹴飛ばした。

 ボールは呻き声をあげた。

 すっきりして眠り、目が覚めるとやけに目線が低い。

 手が猫?

 突如身体に悶絶するような衝撃が走った。

「痛いだろ」

 俺が、俺に話しかけてる。

「今度から、お前がボールだ」

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