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枯れ葉の音 (Twitter140文字小説)

「ケンケンパッ」と彼女が並木道の枯れ葉の上ではしゃいでいる。

 童心に返るその様を見て、心の鐘が激しかったプロポーズの日を思い起こし口元が緩む。

 君は相変わらずだね。

 僕らは潤わなかったね。

 踏めばすぐ砕ける枯れ葉だった。

 いま君の傍らは名前も知らないその人が潤わせているんだね。

あとがき

散歩中に枯れ葉を踏んでパッとインスピレーションが降りてきた作品です。

決して、作者の経験談ではございません(笑)

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