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青春の便箋 (Twitter140文字小説)

 本棚の整理中、ふわりと一通の手紙が床に落下する。

 青春を封印した小さい便箋。

 宛名は中学生の私の心を奪った人。

 渡せなかった甘い恋心。

 物懐かしさに開くと、拙い文字と文の羅列に熱い情熱。

 自嘲のような笑みが溢れ、仏壇へ供える。

「あなたに五十年前渡せなかったものです」

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