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どんな気持ちなら安心なのでしょう

何かに取り組んでいる人を見て、「そんな気持ちで大丈夫なの?」と、人の心配をする人がいます。
その人の行動だけでなく、精神面の心配までするのは、なぜでしょうか。

その人が、どんな気持ちなら安心なのでしょう。
意欲にあふれ、元気一杯、トラブルが起きても、すぐに対応できる気力に満ち溢れているような精神状態でしょうか。

充実した気持ちまで要求してしまうのは、見ている人が安心したいからではないかと考えることがあります。

人は、どんな時でも、他の人のことが気になります。
気になるだけではなく、自分の思い通りでいて欲しいのでしょう。

気持ちは、こうでなければいけないという考えは、これまでの自分の成功や失敗にもとづいて思い浮かぶものなのかもしれません。
思い浮かんだら、自分がその人になったような気分になり、ついつい助言してしまうのだと思います。

人は、すぐに感情移入してしまいます。
それは、どの人も、自分の人生しか生きられないからではないでしょうか。

誰かの心配をしている時、ほんの一瞬、その人になりきってしまうことはありませんか。

だから、ひとこと言いたくなります。
「あの時頑張ったから、こうなれた」「もっと、強気だったら良かったのに」
人は誰かを応援しているつもりで、いつも心の中で、過去の自分と折り合いをつけようとしているのだと思うのです。


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作家。著書「自閉症の僕が跳びはねる理由」「自閉症の僕が跳びはねる理由2」「跳びはねる思考」「絆創膏日記」「自閉症の僕が生きていく風景」詩集「ありがとうは僕の耳にこだまする」他多数。 東田直樹オフィシャルサイト https://naoki-higashida.jp/
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